停電するとブレーカーが落ちます。
また電気の使用量をオーバーしたときもブレーカーが落ちて電気が止まります。
でもなぜかブレーカーが落ちたのに停電して電気がつかないことがあります。
これは何が原因なのか、対処法とともにお伝えします。
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あれ、電気消えた。
えっと。ブレーカー、ブレーカーっと。
・・・
あれー? おっかしーなー。ブレーカーが落ちてない・・・。
なんで? そうだ老師に相談だ!
プルルルルルッ
ガチャ!
もしもし老師!
どうしたのやべくん。
今電気止まったんだけど・・・ブレーカーが落ちてないんだ。こんなことってあるの?
なるほど。普通はないけどあることはあるよ。
そうなの? 教えて!
わかった。
というわけで今回はブレーカーが落ちてないのに停電して電気が止まった時の原因と対処法について解説します!
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ブレーカーが落ちるケースと落ちないケースの違い
まずどういうときにブレーカーが落ちてどういうときに落ちないのか?
これを知っておきましょう。
ブレーカーが落ちるケース
- 電気の使いすぎ
- 異常な電流が感知されたとき
- 漏電(漏電ブレーカーが落ちる)
ブレーカーが落ちないケース
- 断線
- 電力会社の問題で電気が来ない
このことを踏まえてブレーカーが落ちてないのに電気がつかない原因を8通り洗い出し、それぞれの原因に対する対処方法を解説します。
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ブレーカー落ちてないのに停電する8つの原因とそれぞれの対処法
ブレーカー落ちてないのに停電したときに考えられる原因は8つあります。
1. 一部のブレーカーだけ落ちてるケース
大きいメインのブレーカーは落ちてなくても小さいブレーカーが落ちてることがあります。
この場合は一部の電気だけ止まります。
1つのコンセントを使いすぎなどによる過電流の心当たりがある場合はまずこれを疑ってください。
このケースの場合は小さいブレーカーを上げれば直ります。
ただし、小さいブレーカーは見た目で落ちてるか判断するのが難しいです。
もしどのブレーカーが落ちてるのかわからないときは一度すべてのブレーカーを切ってから付け直すことをおすすめします。
その場合の手順として
- 大きなブレーカー含めてべてのブレーカーをきる
- 小さなブレーカーを1つずつつけていく
ようにしてください。
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2. 漏電してるケース
ブレーカーにも3種類あって
ブレーカーの種類 | 位置 |
---|---|
アンペアブレーカー | 一番左にある大きいスイッチ |
漏電ブレーカー | アンペアブレーカーの右隣にあるスイッチ(赤か黄色の色がついてることが多い) |
安全ブレーカー | たくさんある小さなスイッチ |
このうち停電や電気の使いすぎで落ちるのはアンペアブレーカーです。
でもアンペアブレーカーが落ちてないのに停電してる場合はまず漏電ブレーカーが落ちてないか確認してください。
漏電ブレーカーが落ちていた場合
漏電ブレーカーが落ちていた場合は、どこかで漏電しています。
漏電してる場合、漏電箇所の電気は使えませんし放っておくのは危険なので早めに対処することが必要です.
漏電ブレーカーが落ちたときの対処法についてはこちらの記事で詳しく解説してるので参考にしてください。
漏電ブレーカーが落ちていない場合
漏電が原因ではないようです。
他の原因を探しましょう。
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3. スマートメーターの内臓ブレーカーが落ちて復帰する
スマートメーターのブレーカー
電気が消えてから10秒後くらいに復帰することが何度かありませんでしたか?
この場合はスマートメーターが原因の可能性が高いです。
スマートメーターにはブレーカーが内蔵してあり、これは通常のブレーカーと違って、自分でブレーカーのスイッチを上げなくても自動復旧します。
自動復旧までにかかる時間が大体10秒です。
(スマートメーターによっては1分のものもあります)
なのでこの場合は電気の使いすぎなどでブレーカーが落ちる、という正常反応をしているということです。
一度に電気を使いすぎていたり、1つのコンセントでたくさんの電気を集中してないか確認しましょう。
また、スマートメーターは短時間に何度もブレーカーが落ちると自動復帰せずに停電したままになるのでもし完全に止まってしまった場合は電力会社に連絡が必要です。
0120-995-007
03-6374-8936(有料)
4. 工事が原因
ブレーカー落ちてないのに停電するケースで意外とありうるのが工事です。
工事のために電気を止めている場合、ブレーカーが落ちてない状態で電気が止まります。
工事の場合はチラシがきてるはずなので郵便受けを確認しましょう。
また、チラシは来てなくても、比較的近い場所で工事をしてる場合、電気の供給が不安定になって一時的に電気が点いたり消えたりするケースもあります。
この場合は放っておけば直りますが、直らない場合は電力会社に相談しましょう。
5. 落雷が原因
落雷による停電の場合は、自分の家だけじゃないことが多いです。
周囲を見渡して近所一帯が停電してないか確認しましょう。
落雷による停電の場合は時間が経てば復旧する可能性が高いので気長に待ちましょう。
ただ落雷で電気が止まるときはブレーカーも落ちる場合と落ちない場合があります。
またなかなか電機が復旧しない場合で近所を見渡して明らかに自分の家だけ停電してるような場合は電力会社に相談してください。
6. 引き込み線の異常または電柱の電線のヒューズ切れ
台風などで風が強いと外にある電気を供給するための引き込み線、または電柱についてるヒューズが切れてしまうことがあります。
すると当然電気が流れなくなるのでブレーカーが落ちてなくても電気が止まります。
このケースの場合は周りも停電してる可能性があるので周りがどうなのかも確認するといいです。
ただし、各家庭につながる引き込み線が断線してる場合は自分の家だけ停電します。
どちらにせよ電力会社に連絡しましょう。
無料で修理してくれます。
0120-995-007
03-6374-8936(有料)
7. 配電盤の故障や接触不良
電気を家に送るための要となっているのが配電盤です。
その配電盤内で電線の接触不良などがあるとブレーカーが落ちてないのに電気がつかなくなることがあります。
一部の電気だけつかない場合はこのケースの可能性が高いです。
この場合は業者を呼んで修理してもらうしかありません。
8. 電力配給会社の問題
普通のブレーカーも漏電ブレーカーも落ちてなくて、配電盤なども正常なのに電気が止まる。
このケースは電力会社の問題の可能性が高いです。
ただ電力配給会社の問題の場合は一次的に止まるだけですぐに復旧することが多いです。
なかなか復旧しないときは電力会社に連絡しましょう。
0120-995-007
03-6374-8936(有料)
まとめ
停電すると普通はブレーカーが落ちます。
でも実はブレーカーが落ちずに停電するケースもこんなにあるんです。
今は昔と違って滅多なことでは停電しません。
するとしても電気の使いすぎで起こることがほとんどです。
しかしだからこそ、停電したときはいろんなものが使えなくなって困ってしまいますよね。
ブレーカーが落ちてないと何が原因かの特定が難しいですが、この記事を参考に対処してください。
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