やばい! ムカデに刺された!

ムカデの毒は強いので刺されたらすぐに対処しないと毒がまわってしまいます。

でもネットで調べてみると、冷やした方がいいという意見と温めた方がいいという意見に分かれてて、迷ってしまう人もいるでしょう。

正解は温めるのですが、なぜ温めるのか、という根拠とともに具体的な応急処置の手順を解説します!

やべくんやべくん

やべぇ! ムカデに刺された! いてぇええええええ!!

やべくんやべくん

そしてムカデに刺されたときの応急処置の仕方をネットで検索してみたら冷やす方法と温める方法で意見が別れてる。
どっちが正しいんだよ? 痛いから早く教えてくれ!

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ムカデに刺されたときの正しい応急処置 正解は温める温熱療法。ただし高温で!

syawar
急いでると思うので結論から言うと、ムカデに刺されたときの応急処置は温めるのが正解です。

ただし、人間が温かいと感じる程度の熱さではダメで、傷口付近の皮膚の温度を42℃以上に上げる必要があります。

43℃以上の熱を与えて温めなければ42℃以上にはなりません。

でも熱すぎると火傷してしまいいます。

50℃のお湯を2~3分皮膚に当て続けると低温やけどする危険があるので注意が必要です。

なので43~46℃ぐらいのシャワーを当てるといいでしょう。

でもなぜ温めた方がいいのでしょうか?

それはムカデの毒の主成分がタンパク質でできているからです。

タンパク質は熱に弱く、42℃以上で変性します。

卵がゆで卵になるのと同じ原理です。

冷やすのは絶対ダメ!

no

逆にムカデに刺された傷口を冷やすのは逆効果です。

冷やすと痛みがさらに激しくなり、最悪痙攣する人もいるくらいです。

なので冷やすのだけは絶対やめましょう。

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なぜムカデに刺されたら冷やすという治療法が一般的なの?

やべくんやべくん

でも老師、ムカデに刺されたら温めるのが正解なら、なんで冷やす方法が定着してるの?

やべ老師やべ老師

それはね、そもそも昔からムカデに関する研究が進んでなかったからだよ。
医学書にも虫に刺されたら炎症を抑えるために冷やす、という治療法が書かれてるらしいし。
だから医者ですら普通はムカデに刺されたら患部を冷やすように指示するよ。

やべくんやべくん

えー やばいね。悪化するのにね。

やべ老師やべ老師

仕方ないさ。まず情報弱者はネットの情報とか見ないし、見たとしてもネットの情報は信じない人もいるからね。
それに医者は基本的に間違った治療法使って失敗しちゃうとクレーム入ったり、訴えられる危険性もあるからネットで知った情報を安易に患者に適用するわけにもいかないでしょ。

やべくんやべくん

確かに医者がネットで知った治療法を患者に試してもし悪化でもしたら責任とれないかも。
冷やす方法なら医学書のせいにできるもんね。

やべ老師やべ老師

医者も大変なのさ。

やべくんやべくん

そうみたいだね。

やべ老師やべ老師

んじゃ、冷やすか温めるかがわかったところで正しい応急処置の手順を教えるよ。

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ムカデに刺されたときの正しい応急処置の手順

  1. ムカデを引き剥がす
  2. もし傷口に爪が残ってたら取る
  3. シャワーの温度を火傷する一歩手前の43~46℃に温める
  4. 傷口に熱いシャワーをかけて患部が42℃以上になるように温める
  5. 傷口をシャンプーか石鹸(弱酸性以外)でゴシゴシ洗う
  6. 4と5を繰り返し、5~10分以上傷口を温め続ける

1. ムカデを引き剥がす

ムカデが張り付いてる限り毒を塗り込み続けられてしまいます。

なので引き剥がすのが早ければ早いほど症状は軽くなります。

素手で触るのが気持ち悪ければティッシュなどを使うといいでしょう。

引き剥がしたムカデは窓を開けて外に放り出すか、新聞紙や雑誌に挟んで踏み潰すといいです。

2. もし傷口に爪が残ってたら取る

めったにないことですがまれにムカデの爪が傷口に残ってることがあります。

これを放っておくと毒がどんどん出てきて皮膚に塗り込まれてしまうため、できるだけ早く取り除いた方がいいです。

ただし、つぶすと毒が余計出てしまうのでピンセットや毛抜きなどで慎重に引き抜きましょう。

またここで毒の絞りだしをすると指示してるサイトが多いかもしれませんが、これはやってはいけません。
詳細は後述します。

3. シャワーの温度を火傷する一歩手前の43~46℃に温める

次にシャワーを43℃以上に温めます。

このときすぐに傷口にかけないでください。

40℃以下のお湯だとかえって悪化するため、熱くなるまで待ちましょう。

43℃~46以上の目安はかけ続けても火傷しないギリギリの熱さです。

4. 傷口に熱いシャワーをかけて患部が42℃以上になるように温める

シャワーが十分温まったら傷口にかけてください。

患部が42℃以上になることが重要なので43℃以上のシャワーを使って温めます。

ムカデの毒は主成分がタンパク質なので温めれば無効化できます。

ただし熱々に温めなければいけません。

なぜかというとムカデの毒は42℃以上で失活しますが、30~40℃では逆に活発になります。

だから中途半端な温度のシャワーをかけたりすると逆効果になりかねません。

必ず43℃以上の熱々のシャワーをかけてください。

また、ここで洗面器などにお湯を汲んでそこに傷口を浸せばいいと思いがちですがそれはいけません。

なぜならお湯は空気や人の体に触れるとすぐに温度が下がってしまうからです。

43~46℃という火傷しないギリギリの熱さをキープするためにはシャワーをかけ続けるしかないのです。

この温度のシャワーをずっとかけ続けることは熱くて耐えられないかもしれませんが、次に解説するシャンプーで洗うのと交互にやればいけるでしょう。

5. 傷口をシャンプーか石鹸(弱酸性以外)でゴシゴシ洗う

次に傷口をシャンプーでゴシゴシ洗います。

え? ゴシゴシしたら体に入った毒が余計に活性化しないの?

大丈夫です。

ムカデに刺されると刺された箇所から毒が注入されると思いがちですがこれが実は間違いで、本当は皮膚の表面上に塗りつけられてるだけなんです。

ムカデの顎の牙や、100本の足の爪はすべて獲物の体を傷つけるためのもので、傷がついて毒が浸透しやすくなったところに毒を塗り込むのがムカデの攻撃のやり方です。

だからムカデに刺されると広範囲の皮膚が腫れます。

でもここでしっかり洗っとけば腫れません。

ってことで皮膚の表面上に毒が残らないよう、思いっきりゴシゴシ洗っちゃってください。

また、ムカデの毒は一部弱酸性なので弱アルカリ性のシャンプーや石鹸で多少は中和効果が期待できます。

毒をしっかり洗い落とすためにもシャンプーや石鹸を使った方が効果的です。

6. 4と5を繰り返し、5~10分以上傷口を温め続ける

その後はゴシゴシ洗うのと熱々シャワーで温めるのを繰り返し行います。

同時にできるなら同時にやっちゃった方が早いですが、熱さに耐えられない場合は無理しなくていいです。

でも患部が42℃以上にならないと意味がないのでなるべく42℃以上がキープできるように温める方を優先的に行ってください。

4と5を繰り返すことで毒が失活するため、徐々に痛みが引いてくると思います。

痛みがなくなってから1~2分シャワーをかけたら終了です。

痛みが引かない場合は最大で20分温めましょう。

それでも引かない場合はおそらくすでに毒が皮膚の奥まで入ってしまっていて、そこまで温度が上げられないのが原因です。

それでも大部分の毒は無効化されてるはずなので軽い症状で済むはずです。

外出先でお湯がないときはどうする?

outdoor

外出先でお湯がすぐに用意できないときは、まず水でいいので傷口を洗うといいです。

冷たい水で傷口を冷やしてしまうと逆効果で痛みが増すのは事実ですが、今はそれよりも皮膚表面についた毒をできる限り洗い流すことを優先するべきです。

でないと毒がどんどん皮膚に浸透してしまい、後々腫れや痒みがひどくなって大変ですから。

そうなる前に水と石鹸で噛まれた部分や乗っかられた部分をよく洗っておけば後で腫れたり痒くなったりする症状を最小限に抑えられます。

洗ったら次にお湯を探しに行きます。

コンビニがあればコンビニ内にカップラーメン用のポットがあると思います。

ない場合は最悪タオルを購入してレジで店員に濡らしてから温めてくれるよう頼み、蒸しタオルを作りましょう。

蒸しタオルでも結構高温になるので42℃以上に温められるはずです。

ただし、蒸しタオルは冷めるのが早いです。

冷めてから当て続けても意味がないどころか逆効果になるので気を付けてください。

1回では足りないと思うので冷めたらすぐにもう一度温めてくれるよう店員に協力してもらいましょう。

セルフレンジがあるコンビニなら自分でできますけどね。

痛みやかゆみが引かない場合は市販のステロイド薬を塗る

温熱療法で痛みやかゆみはある程度引きます。

でもムカデの毒は強力ですし、ムカデの足の数は多いのである程度熱で毒が弱まった程度では痛みやかゆみを抑えきれない場合もあります。

そんなときは、患部に市販のステロイド剤を使用することをオススメします。

薬は痒みを抑える抗ヒスタミン剤と炎症を抑える強力なステロイド軟膏が配合されたムヒアルファEXクリームがおすすめです。

ムヒアルファEXクリームは市販の虫刺され薬の中でもステロイドが強めかつかゆみを抑える抗ヒスタミン剤が含まれているのでムカデに刺されたときに最適です。

ムカデによる傷は広範囲に渡っているのでカバーしきるようしっかり塗りましょう。

ただし、もし薬を塗ってもなかなか治らないときは皮膚科を受診して相談しましょう。

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ムカデに刺されたら毒の絞り出しをしてはいけない理由

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やべくんやべくん

ねぇ老師。蜂とかに刺されたら毒の絞り出しするじゃん。
ムカデの場合はしなくていいの?

やべ老師やべ老師

しなくていいというよりしちゃいけない。

やべくんやべくん

え? なんで?

やべ老師やべ老師

ムカデの毒は蜂の毒みたいに毒針を使って血管に注入されるわけじゃない。
実は皮膚の表面に塗りつけられてるだけなんだ。
だから毒を絞り出すために皮膚を指でぎゅっとつまんだり、口で吸いだそうとしたら逆に毒を皮膚に塗りこむことになっちゃう。

やべくんやべくん

えー! それはまずいね!
ところでムカデの毒の仕組みってどうなってるの?

やべ老師やべ老師

ムカデは刺すというより噛むのが正解っていうのはよく言われる。
刺されるというより噛まれるわけだ。

やべくんやべくん

ほう。

やべ老師やべ老師

で、普通はこの牙の先から毒が出るようにイメージすると思うんだけど、実は違ってて毒は牙の根本から出る。
これがどういうことかというと、ムカデはまず牙や爪で皮膚を傷つけて毒がしみこみやすい状態にする。
そこに牙の奥にある毒線から毒を流し込んで傷のついた部分に浸み込ませるんだ。

やべくんやべくん

なるほど。要するにムカデはまず皮膚に傷をつけてそこに毒を垂らして塗り込むってこと?

やべ老師やべ老師

まさにその通りだ。
ついでに言うとムカデの100本の足の爪全部が獲物の体に傷をつけるためにある。
だからムカデに触られた場所全体に毒が塗り込まれちゃうんだ。

やべくんやべくん

ひぇー。怖い。
だからムカデに刺されるとかなり広範囲で腫れるんだね。

やべ老師やべ老師

そうそう。
何もしなかったり、従来通りの間違った応急処置しちゃうとやばいくらい腫れるんだ。

やべくんやべくん

正しいやり方知れてよかった。

やべ老師やべ老師

そうだよ。やべくんはラッキーだよ。
んじゃついでに応急処置を間違えるとどうなるか解説しよう。

ムカデに刺されると症状はどうなるか? 正しい応急処置をしなかった場合

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ムカデに刺されたときに温める、という正しい応急処置をしなかった場合、かなりきつい症状が出ます。

まず冷やすと痛みが強くなることは先に述べました。

大の大人でも耐えられないくらいのひどい激痛です。

具体的には鋭く、やけつくような痛みです。

その痛みは1日以内に収まることが多いんですが、その後腫れと痒みが1週間くらい続きます。

人によっては抗ヒスタミン薬による治療を続けても1カ月くらい症状が続く人もいます。

その場合、細胞破壊が進んで、組織が壊死してしまい、最悪のケースでは切断、という事例もあるそうです。怖い怖い^^;

でもここで紹介している温熱療法で治療すれば大丈夫です。

細胞破壊する毒はタンパク質なので温熱療法で殺せますから。

冷やす + 抗ヒスタミン薬やステロイド薬による治療では炎症は抑えられても細胞破壊する毒自体は殺せないため、症状緩和には効きますが、根本治療にはならないのです。

アナフィラキシーショックが起きる可能性もある

ムカデの毒は強いので、まれではありますがスズメバチに刺されたときに起こることがあるアナフィラキシーショックが起きる可能性もあります。

アナフィラキシーショックとは、体が異物に対して過剰なアレルギー反応を起こすことです。

スズメバチのような毒性が強い虫に刺されたときに起きることが多い症状ですが、ムカデの毒も強いのでハチ毒と同様にアナフィラキシーショックが起きる可能性があります。

  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気
  • 呼吸困難
  • 発熱
  • 下痢
  • じんましん

患部の痛みやかゆみだけでなく、これらの全身に現れる症状が出た場合は死の危険もあるのですぐに救急車を呼んで病院に行ってください。

ムカデに刺されないために

では次にムカデに刺されないための対策について解説したいと思います。

ムカデを室内で見つけたらどうやって退治する?

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あの気持ち悪いくねくねしたムカデを見つけてしまった。

でもまだ刺されてはいない。

こういう場合にどうやってムカデを退治すればいいのか解説します。

叩き殺す

基本中の基本であり、一番スタンダードな殺し方です。

新聞紙を丸めたものなどで叩くといいでしょう。

もしくは大きめの本や雑誌を乗せて踏み潰すのもありです。

火バサミでつかんで焼く

家に火バサミがある場合はそれを使ってムカデをつかみ、コンロに持っていって火で炙り殺します。

ムカデは歩くスピードはそんなに早くないので比較的簡単に捕まえることができるでしょう。

別に殺さなくても外に放り出してしまえばOKです。

ただ、割り箸でつかむのは危ないのでやめましょう。

体を反らせて噛まれます。

お湯をかける

ムカデは熱に弱いのでお湯をかけると簡単に死にます。

なので火バサミでつかんだムカデをビンなどに入れたお湯の中に放り込むのもいい方法です。

殺虫スプレーで殺す

最終手段は殺虫スプレーです。

これがあれば誰でも簡単にムカデを殺すことができます。

殺虫スプレーにもいろいろありますが、ゴキブリに効くものはムカデにも効くのでそれを使えばOKです。

また殺虫スプレーでを持ってなくて新たに買う、という場合にぜひおすすめしたいのは瞬間凍殺スプレーです。

瞬間凍殺スプレーは、ただ虫を瞬間冷却して凍らせるだけで薬剤を一切使わずに殺すことが可能です。

なので人体への影響がなく、いつでもどこでも使いやすいです。

ゴキブリでもムカデでも何にでも効きますし、すぐ殺せるので持っておくと非常に安心です。

ムカデに逃げられて室内のどこかにいる場合の対処法

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やべくんやべくん

老師老師! ムカデ捕まえようとしたんだけど逃げられちゃった。
これじゃ眠れないよ! どうすりゃいいの?

やべ老師やべ老師

それは大変だね。
寝てる間に首とか顔とかにムカデがくっついて噛まれたら・・・なんて想像しちゃうと眠れないよね。

やべくんやべくん

そうそう。怖いしキモいよ・・・。この状況をどうにかする方法ないの?

やべ老師やべ老師

そうだねぇ。昼間だったら忌避材撒いておしまいなんだけど夜撒いちゃうと部屋で眠れなくなるもんねぇ。
でもそんな状況でもできる対策もあるにはあるよ。

やべくんやべくん

マジ? 教えて?

ムカデを夜室内で見つけたときの対処法

ムカデを夜に見つけたときはまさに恐怖です。

あのくねくねしたキモいやつが寝てる間に布団に入ってきて顔や首にぺたっ

そんなこと想像しちゃうと本当眠れないですよね。

こんなときどう対処したらいいのでしょうか?

まず見つけるのは諦めてください。

隠れてるムカデはそうそう簡単には見つかりません。

強いて言うならムカデは湿気を好むため、キッチンシンクの下など水回りを探すことには価値があるかもしれません。

それで見つからなかったときは潔く諦めましょう。

問題は寝てるときにいかにムカデを布団から遠ざけるか、です。

先程も述べた通りムカデは湿気を好みます。

人は夏に寝れば確実に汗をかきます。

そうです、ムカデは汗の湿気に反応してしまうのです!

ベッドならいいんですが布団だともろに湿気でムカデを惹き付けてしまいます。

汗をかかない、というのは無理な話なので、汗をかいたとしてもその汗をできるだけ減らす対策と湿気対策をしましょう。

そのためにまずエアコン除湿に設定し、一晩稼働し続けます。

これで少しは汗をかきにくくなるでしょう。

次に布団の下全体に新聞紙を敷きます。

新聞紙に湿気を吸い取る効果があるのはご存知ですか?

これを利用します。

また念には念を入れて枕元には殺虫剤を用意し、何か動くものの気配を感じたらすぐ殺せるようにしておくと心強いでしょう。

以上の方法で完璧とまではいきませんが、夜中にムカデに襲われる確率を十分に減らせるでしょう。

ムカデを昼間に室内で見つけたときの対処法

では、今度はムカデを昼間に見つけた場合はどうでしょうか。

この場合は夜と比べたら全然簡単で、忌避剤を撒くだけで大丈夫ですよ^^

忌避剤を撒く


【送料無料】逃げまんねん! 1000ml

ムカデを含む虫に効く忌避剤にもいろんな種類がありますが、おすすめは逃げまんねんです。

忌避剤は便利ですが、人体にも少なからず影響のあるものが多く、撒いたあと部屋を換気しないといけないのが面倒です。

そんな欠点を解消してくれるアイテムが逃げまんねんです。

逃げまんねんは忌避剤に天然成分の木酢液とにんにくのみを使ってるので人体には何の影響もなく虫を退治できます。

また木酢液は水に強いため、雨が降っても忌避効果が薄れないこともすごいところです。

使い方はまず逃げまんねんをしみこませたスポンジを部屋の中に置き、窓をほんの少し開けます。

このまま1~2日置いておけば室内のムカデはいなくなります。

アパートの場合はこれでOKです。

一軒家の場合は、部屋の中から追い出したムカデをさらに家周辺から遠ざけるため、室内に置いていた逃げまんねんのスポンジを家の外回りに移動させます。

こうすることで室内、室外含めてムカデがいつ出るかわからない恐怖から解放されるでしょう。

ムカデはなぜ家の中に入ってくるのか?

ムカデはそもそもなんで人の住む家の中に入ってくるのかというと、餌があるからです。

具体的にはムカデの好物はゴキブリやクモです。

まぁムカデは肉食なので基本どんな虫でも食べますが・・・。

それよりもムカデが出た、ということはあなたの部屋の中にはゴキブリもいる可能性が高いです。

なので忌避剤を撒いてムカデだけでなく、室内の虫を一掃してしまえば、ムカデも寄り付かなくなるでしょう。

ムカデ対策の方法はいろいろありますが、もっとも費用対効果が高いのが、忌避剤を撒く方法なのです。

ムカデの生態

mukade

ところでムカデっていつ出るんでしょうか?

というかいつムカデの恐怖から解放されるんでしょうか?(汗)

せっかくなのでムカデの生態について少し勉強しておきましょう。

ムカデの特徴

まずムカデの見た目ですが、赤い頭に黒い動体、そして無数の黄色い脚が特徴的なグロテスクな虫です。

ムカデの体長は約8~15cm程度。

気になる脚の数ですが、日本に多いトビズオオムカデは23対=46本です。

ムカデの種類によっては足の数が100本を超える種もいます。

ムカデの餌

ムカデはゴキブリなどの昆虫やカエルやトカゲなどの爬虫類を食べます。

獲物を捕まえる際は脚でがっちりホールドして毒素を流し込み、獲物の動きを封じてから捕食します。

ムカデが出る時期はいつ?

ムカデが出る時期はある程度決まっていて、

春から秋にかけて

出ます。

その中でも特に活発なのが

  • 5~6月→産卵期
  • 9~10月→子供ムカデが成長して活発になる時期

春と秋に多いんですね。

ムカデは暑すぎるのは苦手で7~8月は比較的大人しいです。

冬は冬眠するのでまったく出ません。

ムカデの生息場所

ムカデが好むのは湿気があり、暗い場所です。

基本的には植木鉢の下とか、落ち葉の下に隠れてます。

室内では電気を消して暗くなると活動的になるため、夜寝てるときに噛まれる人が多いのです。

また、ムカデは餌が多い場所を好みます。

虫全般を食べますが特にゴキブリの多い部屋は要注意です。

まとめ

  • ムカデに刺されたら正しい応急処置は43℃以上のシャワーで傷口を温める
  • ムカデの毒はタンパク質が主成分なので熱に弱く、42℃以上で無効化できる
  • ムカデの毒は注入されるのではなく塗りつけられてるだけなので石鹸でゴシゴシ洗い落とした方がいい。毒の絞り出しは厳禁
  • ムカデにを室内で見つけたときは火バサミでつかんで殺すか、殺虫スプレーが有効
  • ムカデに逃げられたときは昼間なら忌避剤を撒く。夜は布団の下に新聞紙を敷いて寝る
  • ムカデは餌の虫を求めて部屋に入ってくるため、ムカデを寄せ付けないためには忌避剤で部屋の虫自体を一掃してしまうのが一番効果的

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