電気を使っていると、ブレーカーが落ちることがあります。
一番よくあるのは電気の使い過ぎによってブレーカーが落ちること。
でもそうじゃないケースで、漏電ブレーカーというのが落ちることもあります。
これはその名の通りどこかで漏電してるってことなので早めに対処しないと危険です。
というわけで今回は漏電ブレーカーが落ちたときの原因の見つけ方と適切な対処法を紹介します。
ちなみに漏電ブレーカーはブレーカーの真ん中らへんについてる赤・黄色・緑などの色がついたブレーカーのことです。
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バチンッ!
うわ!
ブレーカー落ちたかー。復旧、復旧~。
あれ。ブレーカー落ちてないし。
おかしいなー。老師ー!
なに?
ブレーカー落ちてないのに停電したんだけど。
どれどれ・・・あ、漏電ブレーカーが落ちてるね。
漏電ブレーカー?なにそれ?やばいやつ?
やばいやつ
マジか!
漏電が起きてるから火事とかになる可能性あるよ。
うそ!?やばい!どうすればいいの?
まずはどこで漏電してるかの原因特定からだね。
ふむふむ。
やり方教えるから一緒にやってみようか。
オッケー!
はい、ってことで今回は漏電ブレーカーが落ちたときの原因の見つけ方、対処法を解説します!
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漏電ブレーカーが落ちる原因は2パターン
まず最初になぜ漏電ブレーカーが落ちたのかについてですが、考えられる原因は2つあります。
1. 配線に問題があって漏電してるケース
1つは配線に問題があるケース。
部屋や建物の中にある電気を供給する配線のどこかで漏電してる場合です。
これが起きることはめったにないですが、もし起きてたら電気を使ってなくても漏電してるということなので危険です。
原因としては雷などで建物の配線のどこかが焼け焦げたり、建物に雨漏りが起きていて水が建物内の電線に接触するケースなどで起きる可能性があります。
この場合アパートなどの集合住宅では全世帯が漏電することもあります。
これは素人ではどうしようもないのですぐに電力会社に連絡して修理を依頼することになります。
2. 電化製品に問題があって漏電してるケース
もう1つは使用している電化製品に問題があるケース。
一般家庭で漏電するほとんどのケースはこちらです。
- 洗濯機
- エアコン
- 電子レンジ
- 炊飯器
などの電化製品を使用したタイミングで漏電ブレーカーが落ちたならこちらの原因の可能性が高いです。
また電化製品そのものに原因がなくてもコンセント付近のホコリなどに原因があるケースもあります。
漏電は放置すると危険!
「漏電って何?」って人に説明すると、漏電というのは電気の通り道のどこかで断線があったり、水が接触していたりすることでそこでショートが起きて過電流が流れて発熱し、火花が起きたりすることです。
ちなみにショートというのは断線などにより本来ある程度の抵抗を持つ電線を流れる電気が抵抗の少ない状態で流れることで過電流が流れる現象のことです。
つまり漏電が起きるとそこから火花が起きて火事の原因になったりするので非常に危険なのです。
その危険を防ぐために漏電を察知すると漏電ブレーカーが落ちて電気の供給がストップする仕組みになってるのです。
漏電ブレーカーのおかげで火事が防げている、と思えばいい仕事してますね!
でも漏電ブレーカーが落ちたということはどこかで漏電が起きてて危険ということなのでいずれにせよ早めに対処すべきです。
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漏電ブレーカーが落ちた時の対処法
では実際に漏電ブレーカーが落ちた時の対処法を紹介しますね。
- ブレーカーの右側にあるすべての安全ブレーカー(たくさんあるやつ)をオフにします
- 漏電ブレーカーをオンにします
- 各安全ブレーカーを1つずつオンにしていきます
2の手順で漏電ブレーカーが上がらなかった場合
もし室内や建物の配線のどこかで漏電してる場合は漏電ブレーカーがオンになりません。
この状態だと部屋中の電気が使えなくなるので早急に契約している電力会社に問い合わせて業者を手配してもらってください。
3の手順のどこかで漏電ブレーカーが落ちた場合
この場合、漏電ブレーカーが落ちたときにオンにした安全ブレーカーの箇所で漏電が起きていることがわかります。
つまり、この方法で漏電の原因になっている場所がどこか特定できます。
3の手順のあとにやること
3の手順で漏電箇所がわかったらその安全ブレーカーだけをオフにしてそれ以外の安全ブレーカーをオンにしてください。
これで漏電してる箇所以外の電気は正常に使えるようになり、かつ漏電が発生してる箇所には電気が流れなくなるので安全です。
安全ブレーカーのところにいろいろ書いてありますよね。
エアコンとか、コンセントとか。
原因の場所がわかったらまずはその箇所のコンセントが緩んでたり、ホコリが溜まってたりしないか確認してください。
コンセントが緩んでるとショートして漏電する可能性がありますし、ホコリが溜まってると湿気でホコリに電気が流れて漏電する可能性があります。
で、コンセントを周りを掃除してからコンセントを入れ直し、再度上記手順で漏電ブレーカーがオンの状態でこの箇所の安全ブレーカーをオンにしてみてください。
これで漏電ブレーカーが落ちなければ解決、落ちればコンセント周りに原因があることがわかります。
ちなみにこの作業をやるときは危険なので必ずその箇所の安全ブレーカーをオフにして電気が流れない状態にするのを忘れないでください。
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原因がコンセント以外の場合も
コンセント以外にもトイレや冷蔵庫などの常時電気が流れてるものが原因の可能性もあります。
トイレなら水漏れなどが起きてる可能性が高いです。
冷蔵庫だとコードが断線してる可能性があります。
トイレならトイレ業者に、冷蔵庫なら冷蔵庫を買った電気屋さんに修理を依頼しましょう。
電化製品を使って始めて漏電するケースも
上記のケースで安全ブレーカーをオンにしても漏電ブレーカーが落ちず、漏電箇所が特定できないケースもあると思います。
特定の電化製品を使ったときに初めて漏電する場合です。
この場合はどの電化製品が原因か特定するために、漏電ブレーカーも安全ブレーカーもすべてオンにした状態で1つ1つの電解製品を使ってみてください。
というか今までに漏電ブレーカーが落ちた時の記憶で推測できると思うので覚えていればもう一度その電化製品を使ってみてください。
これで漏電ブレーカーが落ちた場合はその電化製品が原因です。
その電化製品を買い替えるか、修理を依頼してください。
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まとめ
以上、漏電ブレーカーが落ちた時の原因と対処法を解説してきました。
漏電には
- 配電に原因があって電力会社に連絡が必要なケース
- コンセントなどに原因があるケース
- 電化製品に原因があって修理や交換が必要なケース
があります。
自分で何とかなるケースと電力会社に助けを求める必要があるケースありますが、ブレーカーの操作で何が原因か確かめられます。
漏電は放置すると危険なので速めに対処してください。
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