毎年冬になると活躍するホットカーペット。
火を使わず、電気代も休めで便利ですが、つけっぱなしにしていても火事になる可能性はないのでしょうか?
仮につけっぱなしで外出しても大丈夫なのでしょうか。
今回はホットカーペットと火事の関係について解説したいと思います。
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やばい!
どうしたのやべくん?
ホットカーペットつけっぱなしだったかも・・・。
えー。マジか。
旅行だから帰るの明日だけど・・・大丈夫だよね?火事とかならないよね?
うーん。たぶんね。
絶対?
絶対とは言い切れないな。
えー。怖い。
ちなみに今まで焦げた匂いとかしたことなかった?
ない。
電源ついたり消えたりとかは?
ない。
じゃあ大丈夫だと思う。
よかったー!
はい。というわけで今回はホットカーペットつけっぱなしにしたときに火事になる可能性について解説したいと思います!
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ホットカーペットつけっぱなしで火事になる可能性は意外とある
一見ホットカーペットは数ある暖房器具の中でも火事になりにくいような気がします。
普段土日に家にいるときなど、1日中ホットカーペットを使っている人もいると思いますが、1日中使っても火事にはなりませんよね。
なので比較的安全なイメージがあります。
でも実は案外火事は起きてます。
ホットカーペットが原因の火事はどのように起きてるのでしょうか?
事例を調べてみました。
ホットカーペットで火事になった事例
- 電源コードがテーブルの脚で踏まれていて断線してショートして発火
- ホットカーペットの上にテーブルを置いて使用していた結果、テーブル足からの局所的な負荷がかかって断線し、そこから発火
- ホットカーペットの上に保温性の高い敷物を敷いて使用した結果、局所的な加熱が生じて発火
- 保管時に折りたたんで収納していたため、折りじわが生じており、しわによってヒーター船が重なって過熱状態となり、発火
- 長期使用(20年以上)により、傷んだ基盤が発熱して発火
- 犬の粗相でおしっこがコントローラーにかかってそこから発火
ホットカーペットはカーペットの中に電気熱線は入っていてそれが電気で加熱されてカーペットを温める仕組みです。
このカーペットの中の熱線が傷んで断線して発火するケースが多いようですね。
しかも
- 上に敷物強いていた
- テーブルを置いていた
- 折り畳んでしまうときしわになっていた
などの軽い負荷でも傷んでしまうことがあるので意外と簡単に火事になる可能性があるのです。
ホットカーペットの上にテーブルを置いて使用してる家庭は多いでしょうし、カーペットの上に敷物を敷いてる家庭もあるのではないでしょうか?
また冬は折り畳んでしまうのも割とやってるのではないでしょうか?
そんなに簡単に火事が起きるなんて怖いですね。
でもそんな簡単に火事にならないように安全機能が付いてる商品が多いです。
消し忘れ機能や温度調整機能がついてる商品は比較的安全!
ホットカーペットの商品はちゃんとしたメーカーが出してるものなら比較的安全です。
主要なホットカーペットには火災を防止するために主に以下の機能が付いてます。
消し忘れ機能
長時間つけっぱなしにした時に自動で電源を切る機能です。
大体6時間に1回切れる使用になってることが多いです。
この機能があればつけっぱなしでも安心ですね。
温度調整機能
こちらはホットカーペットの一部の温度が局所的に上がった時に自動で温度を調整する機能です。
ホットカーペットはテーブルの脚や座布団などで負荷がかかるとその部分だけ局所的に温かくなってしまう傾向があります。
それにより火事が起きる事例もあります。
これを防ぐために局所的に温度が上がったら自動で察知して温度を調整する機能がついてます。
この機能があれば火事になる可能性をだいぶ減らせると思います。
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ホットカーペットによる火災事故を防止するには?
ではホットカーペットによる火災事故を防止する方法を紹介します。
1. 安全なホットカーペットを使う
火事を防ぐうえで一番有効な方法は火災対策がしっかりされた安全なホットカーペットを使うことです。
一応メーカーも安全対策をしっかりした商品でないと販売できないようになってるのでどの商品も最低限の安全対策はされてるはずです。
しかし中国のメーカーなどもあってすべてのホットカーペットが安全とは限りません。
ホットカーペットを新しく買う際は安全装置の有無を確認し、できる限り安全なものを買いましょう。
2. 電源コードを折り曲げたりねじまげない。上に物を置かない
次に危険な電源コードの上に物を置く行為をやめましょう。
ホットカーペットの電源コードはかなりの電流が流れるので折り曲げたりねじれてたりするだけで断線して火事の原因になります。
コードの上に重いものを乗せるのも絶対にやめましょう。
3. カーペットの上に敷物をしない
次にホットカーペットの上に敷物をするのもできるだけやめましょう。
熱がこもってしまいがちです。
また上を歩いたときに下のホットカーペットがずれてしわになり、そこが局所的に加熱されて断線してしまう可能性があります。
ホットカーペットを使うときはできるだけ他の敷物は敷かず、そのまま使いましょう。
4. カーペットの上に重いものを置かない
次にかなり重要ですがホットカーペットの上には重いものを置かないようにしましょう。
これはホットカーペットの取扱説明書に必ず書いてあることです。
重いものが置いてあるとその下の熱線が過熱しやすく、発火の原因になります。
ちなみに座布団置いて座ってるだけでも多少の負荷はかかってます。
なのでホットカーペットは意外と寿命が短いです。(寿命については後述します)
5. カーペットの上にテーブルを置く時は脚の下に当て板や脚ゴムなどを敷いて力を分散させる
そうはいってもカーペットの上にテーブルを置かないと不便ですよね。
テーブルを置く時は局所的な負荷ができるだけかからないように、力を分散させましょう。
当て板を敷く
出典:http://www.yamazen.co.jp/japanese/csr/quality03/important/list/20170901
当て板や脚ゴムなどは100円ショップやホームセンターで買えます。
6. ホットカーペットをしまうときは折り畳まずに丸める
次にしまうときですが、ホットカーペットはしわができると熱線に負荷がかかって危険です。
しわにならないようにするためには折り畳まずに丸めましょう。
模造紙を丸めるようにくるくる巻いてください。
また折り畳み方は説明書に書いてるのでその通りにするのがベストです。
商品によっては丸めずに折り畳んでも大丈夫だったり、むしろ折り畳む方がいいものもあるので説明書を見てください。
説明書を無くしてる場合は「商品名または型版 説明書」で検索するとメーカーの説明書が見つかると思います。
また普段からしわができたらすぐ伸ばすようにしてしわを防ぎましょう。
7. ホットカーペットが古くなったら交換する
最後にホットカーペットには寿命があります。
カーペット内の熱線が傷む頃が寿命です。
カーペット内の熱線が傷んだ状態でそのまま使い続ければ断線してショートして発火して火事になります。
じゃあホットカーペットの寿命はどう見分ければいいのでしょうか。
解説します。
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ホットかーペットの寿命は?しわができてたり変色してたら危険!
気になるホットかーペットの寿命ですが、一般的に5年程度と言われています。
意外と短いですね。
もちろん5年で絶対に交換しないといけないわけではなく、10年使ってる人もたくさんいます。
5年経っても壊れてなければ使えますが、取扱説明書には
「5年以上使用した場合は、安全のために点検を依頼してください」
を記載があり、実際、安全のためには点検してもらった方がいいでしょう。
そしてどうなったら寿命なのかについてですが。
1. 変色している
変色しているカーペットの状態
出典:http://www.yamazen.co.jp/japanese/csr/quality03/important/list/20170901
ホットカーペットを長期間使用していると中のヒーター線(熱線)が傷んできます。
するとヒーター線に沿ってカーペット表面が変色してきます。
このホットカーペットはもう寿命なので交換したすることをオススメします。
でないとヒーター線が断線して火事が起きる可能性があるので注意しましょう。
2. 電源を入れた時に焦げた匂いがする
ホットカーペットをつけたときになんだか焦げたような匂いがしたら要注意です。
コードが焦げているか中のヒーター線が焦げている可能性があります。
どちらの場合もそこから断線して発火する可能性があり、火事の危険があります。
焦げた匂いがしたホットカーペットは今すぐ使用を中止し、交換することをオススメします。
3. しわができている
折り畳んだ時や踏んだ時などにできてしまうしわですが、しわがあるとその部分のヒーターが重なり、異常に発熱して中のヒーター線が焦げてしまい、断線したり発火する危険性があります。
そのため、ホットカーペットにしわができているのを確認したら交換を検討した方がいいでしょう。
4. 接触が悪い
使っていて時々勝手に電源が切れたり、スイッチを入れてもつかなかったりする場合は要注意です。
電源コードのどこかで断線が起きているかもしれません。
コードの断線はすぐに発火に繋がるので今すぐしようと中止して交換した方がいいでしょう。
以上の兆候が見られたら5年経ってなくても寿命なので交換することをオススメします。
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まとめ
以上、ホットカーペットつけっぱなしで火事になる可能性について解説してきました。
ホットカーペットは安全そうに見えて意外と火事になり得るものなんですね。
安全装置などがついていて火事にならないための対策がされてる商品が多いですが、絶対とは言い切れないので長時間つけっぱなしで使用される場合は気を付けてください。
またホットカーペットは使い方によってはすぐに傷んでしまいます。
上に足の細いテーブルを置くときは脚ゴムをつけたり、折り畳む時はしわができないようにするなど、工夫して使いましょう。
そしてホットカーペットの寿命や傷んでるサインが見られたらすぐに交換してください。
火事にならないためにもホットカーペットは慎重に使う必要があることを覚えておきましょう。
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