海外で財布をスられる。
これはいくら用心していても起きるときは起きてしまうものです。
そんなとき、対処法を知らないと呆然と立ち尽くすことになります。
特に全部取られて無一文になってしまった場合、周りに助けてくれる人がいればいいですが、一人旅などで頼れる人がいないと、本気で困ってしまいます。
というわけで今回は海外で財布のスリ・盗難にあったとき、特に無一文になったときにどう対処すればいいのかについてまとめました。
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あれ・・・?
?
あれあれあれ・・・!!??
どうしのやべくん?
ささささ、、財布がない!?
うそ・・・。
っていうかバッグ空いてるし・・・。
・・・スリだね。
うそだ。全然気づかない間に盗まれたの?
海外のスリは巧妙だからねー。
すごすぎる・・・。って感心してる場合じゃない! どうしよう・・・。
まずは警察に行こうか。
え?現地の?
うん。
英語しゃべれない・・・。
やべくんは本当ダメだねぇ。まぁ交渉は任せて。
さすが老師!
ってことで今回は海外で財布をスられたときの対処法・無一文になったときの対処法を解説します!
海外で財布をスられたときの手順
それではまず海外で財布をスられたときの手順を解説します。
1. クレジットカードの使用停止&再発行手続きをする
財布をスられたときにまず一番最初にしなければいけないことはクレジットカードを不正に利用されるのを防ぐこと。
各クレジットカード会社に連絡して利用停止手続きをします。
こういうときの緊急連絡先は旅行前にメモしておくべきですが、わからない場合はネットで調べれば出てきます。
手続きにはまず口座番号を聞かれますが、口座番号がわからなくても可能です。
カード発行時の住所と電話番号を伝えて本人確認できれば停止手続きしてくれます。
国内のクレジットカードの場合、利用停止のみ、再発行はしても日本国内の住所にしか送れません。
海外のクレジットカードの場合、利用停止後、現地でカードの再発行ができるものもあります。
一文無しの場合はクレジットカード(特にキャッシング機能つきのもの)の再発行ができるかどうかが生命線になってくるので、現地で再発行できるクレジットカードを最低1枚は作っておくべきでしょう。
現地で再発行できるクレジットカードについて詳細は後述します。
2. 現地の警察署に行き、盗難証明書を発行してもらう
次に現地の警察署で盗難証明書を発行してもらいます。
これがないと海外旅行保険が降りません。
ただし現金やクレジットカードには保険が適用されないので、それだけを盗まれた場合は必要ないです。
が、パスポートや運転免許証、航空券などの再発行手数料は補償されますし、財布がブランド物の場合は財布代も補償されます。
また、万が一盗まれたものが発見された場合や、盗んだ人が捕まって盗まれたものが返ってくることになる一縷の可能性もあるので発行してもらった方がいいです。
ただし、盗難証明書を発行するのは原則盗まれた現場に近い警察署です。
そのため、場合によってはクレジットカードの利用停止手続きよりも先に警察署での盗難証明書の発行をすべき状況もあると思います。
ただ、盗難証明書の発行には少し時間がかかります。
で、警察署での手続きですが、まず小さな警察署だと入り口が閉まっててインターホンを押さないと入れないところもあるので気を付けましょう。
そして、警察署に入ったら盗難証明書が欲しいこと在伝えます。
「ポリスレポートプリーズ」とかで伝わるでしょう。
間题はここからです。
盗難証明書は盗難の事実がきちんと書かれてなければ、有効ではありません。
なぜかというと海外旅行保険では紛失や置き忘れについては補償されないからです。
盗難であることがきちんと書かれてないと補償を受けれません。
なので盗まれた財布の特徴、中身、財布が盗まれた時の状況、場所、日時、犯人の特徴などをきちんと説明して、証明書に
- 盗難されたことがわかる状況説明
- 盗難された物品
がきちんと書かれてることを確認した方がいいです。
現地語で書かれるので読んでもわからないと思いますが、指をさす、翻訳アプリを使うなどして確認すると安全です。
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ただし、警察によってはこの海外旅行保険の携行品詐欺を疑ってなかなか盗難証明書を発行してくれない場合があります。
詳しくは後ほど話す体験談を読んでください。
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3. 盗難証明書をゲットしたら保険会社に連絡
盗難証明書をゲットしたらあなたの入っている海外旅行保険会社に連絡しましょう。
保険が降りるためには30日以内に保険会社に連絡する必要があります。
また、盗難証明書の入手が困難なときはなしでも保険会社に交渉すれば保険が降りる可能性があるのでダメ元で連絡しほしょう。
保険会社の連絡先は各保険会社からもらった書類に書いてあるはずです。
手元にない場合は各保険会社のホームページで調べましょう。
ただし、海A旅行保険で補償されるものとされないものがあります。
海外で盗難に遭ったたときに海外旅行保険で補償されるものとされないもの
補償されるもの
携行品(財布やパスポートなど)
この場合、受けれるのは海外旅行保険の携行品補償です。
この保険の補償を受けれるのはその名の通り携行品です。
財布, パスポート、バッグ、カメラ、携帯などですね。
補償されないもの
現金、クレジットカード、紛失や置き忘れの携行品
なんと!
現金やクレジットカードは補償されません。
財布は補償されても肝心のその中身は補償されないんですね。
しかしクレジットカードはカード会社に連絡すれば再発行してもらえますし、キャッシュカードも中身は銀行に補償されて再発行してもらえます。
でも現金は戻ってきません。
これは仕方ないです。
なぜなら現金は財布にいくら入っていたか、という証拠がない以上、噓で100万入ってたと言ってそれが信じてもらえて100万補償されちゃうと保険会社が倒産しちやうから。
なので現金が盗まれたらどう頑張っても諦めるしかないと思ってください。
クレジットカードが不正使用された場合は?
クレジットカードが不正使用された場合、会員に「故意」や「過失」がなければ、カード会社へ届け出た日から60日前までさかのぼって補償されます。
つまり、盗まれたことをいち早くカード会社に連絡しておけば連絡してから60日までに不正使用された金額はすべて返ってくるということ。
ただし、会員に故意や過失があるとみなされるとダメ。
過失はクレジットカードに暗証番号が書いてあったり、カード裏面に本人の署名がなかったり、暗証番号が誕生日などの推測しやすいものになってるとダメらしいです。
といってもカードに何が書かれてるかは盗まれてる以上、調べられないのでいくらでもごまかせると思いますが…。
ちなみにキャッシュカードも補償されるのは同じだけど、こちらは30日以内です。
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海外で無一文になったらどうすればいいの?
次に海外で財布の盗難に遭って無一文になってしまったときの対処法を解説します。
1. 周りの人にお金を借りてとりあえず寝る場所の確保
まずは周りにお金を貸してくれる可能性のある知り合いがいるかどうか、ですね。
いればとにかく滞在先までの交通費くらいは貸してもらえるでしょう。
周りにお金を貸してくれる人がいなくて、滞在先に帰れない、という場合は近くの警察署に行って送ってくれるよう頼んでみるといいでしょう。
ホテルに滞在してたり、宿なしの場合は悲惨です。
まず知り合いの誰かで泊めてくれる人がいないか探しましょう。
それがダメな場合、次にユースホテルやゲストハウスに頼み込んでみましょう。
「日本にいる家族に送金してもらって、お金が届き次第宿代払います!」
といえばそれまで泊めてくれるところはあると思います。
もちろんそれを頼むための英語カは必要になりますが…。
それもできなければホームレスになって野宿しかないです。
が、日本大使館や領事館に駆け込むという選択肢があります。
しかし日本大使館や領事館に行くまでの交通費がない場合はそれもできません。
この場合は近くの警察署で事情を説明すればなんとかなるでしょう。
2. クレジットカードの緊急再発行をする
万が一無一文になってもクレジットカードを再発行できれば生き延びれます。
国際ブランドのカードはほとんどが紛失·盗難時の緊急カード発行サービスを実施しています。
対応の仕方に多少の差がありますが、緊急カードを即日、もしくは翌日に現地の営業所で受け取れるのが
- アメックス(140カ国、1700カ所), JCB(一部主要都市のみ)
緊急カードを1 ~3営業日以内に現地住所まで送ってくれるのが
- VISA
です。
マスターカードも緊急カードの発行はしてくれますが、対応はカードの発行会社に任せてます。
以下にクレジットカードの緊急カード発行サービスを実施しているブランドの詳細を載せておきます。
VISA
連絡先
+1 303 967 1090
日本語対応
カードの利用停止と緊急カードの発行をしてくれる。
*まず国際電話会社に連絡し、Visaグローバル·カスタマー·アシスタンス·サービスの電話番号1-303-967-1090を伝えた上で、コレクトコールの申し込みする(この手続きを踏まないと通話料金はお客様負担となる)
受け取り場所
滞在先の住所
受け取りまでの日数
主要都市なら1~3営業日以内に緊急カードが届く
マスターカード
連絡先
マスターカードクレジットカード会社連絡先一覧
日本語対応
MASTERカード発行会社を案内してくれる。
JCB
連絡先
JCB紛失盗難受付デスクに連絡JCB紛失·盗難海外サポート
カードの諸々の手続きをしてくれる。
受取場所
下記の都市のJCBプラザ ラウンジ( 5カ国7カ所)では即日の受け取り可能
ロサンゼルス、ホノルル、グアム、香港、ソウル、バンコク、パリ
他の都市のJCBプラザ(1 6カ国22カ所)では2~5営業日かかる
受け取り場所
JCBプラザ
アメックス
各カード発行会社の緊急対応窓口に案内してくれる
受け取り場所
140ヶ国1700カ所にあるアメリカン·エキスプレス·トラベル·サービス·オフィス
受け取りまでの日数
即日、もしくは翌日に受け取り可能
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3. 日本にいる家族にお金を国際送金してもらう
とりあえず寝る場所が確保できたらすぐに家族に連絡してお金を送ってもらいましょう。
しかし現地に銀行口座がない場合、送金手段は限られます。
口座がなくても日本からのお金を受け取る手段を挙げておきます。
海外に銀行口座がない場合の国際送金手段
3-1. ゆうちょ銀行の住所宛て送金
送金の安全性
為替証書等で送るので安全性はピカイチ!
送金手数料料金
2500円(+両替手数料)
送金額の上限あり。
受け取り場所
滞在先の住所
送金にかかる日数
5~10営業日(台湾、土日は含まず中国は10~20日)
3-2. 大手メガバンクからのパスポート送金
送金の安全性
大手銀行同士でお金をやり取りするので少なくとも日本側は信頼できる。
海外側の銀行が信頼できるところなら〇
送金側は日本の大手銀行の窓口で相手が受け取る銀行のSWIFTコードとパスポート番号、パスポートに記載された通りの氏名を書いて手続きする。
受取側は振込後数日(4~7日)経ってから現地の銀行にパスポートを持って受け取りに行く。
送金手数料料金
銀行による
受け取り場所
滞在先の大きな銀行(SWIFTコードが必要)
送金にかかる日数
4-7日
3-3. 大黒屋のウエスタンユニオン国際送金サービスで送金
送金の安全性
創業135年の世界的に有名な海外送金サービス会社「ウエスタンユニオン」なので安全。
送金手数料料金
990円 (+両替手数料)
大黒屋で外貨両替も可能。
受け取り場所
200カ国40万カ所のウエスタンユニオン提携の受け取り拠点
送金にかかる日数
最短で数分
土日も送金可能
上記3つを比べるとオススメは一目瞭然で大黒屋のウエスタンユニオンです。
ゆうちょ銀行だと5~10日もかかりますしパスポート送金も4~7日かかりますからね。
それに比べてウエスタンユニオンは土日関係なく数分なので。
ウエスタンユニオンは200カ国にあるので日本人が行くような国ならどこにでもあると思います。
→手数料が安くて即日送金可能な、大黒屋のウエスタンユニオン海外送金サービス
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4. 日本に家族もいない場合は?
日本にお金を送ってくれる家族も知り合いもいない場合。
この場合は最終手段として、現地の日本大使館または領事館に行って保護してもらうくらいしかできないでしょう。
もしくは現地でホームレスになるか。
女性なら体を売って稼ぐこともできるかもしれないですが海外なのでそれは危険です。
やはり大使館に保護してもらうのが現実的な選択肢でしょう。
ただし大使館まで行くお金すらない場合は、先ほども説明したように近くの警察署に助けを求めるしかないです。
最低限の現地語か英語でのコミュニケーションカは心要ですが、「Japanese,Japanese」言って日本人であることさえ伝えれば日本大使館に連絡とってくれるでしょう。
大使館や領事館に行けばパスポートの再発行、警察での盗難証明書発行のサポート、国内の家族への連絡のサポート等してもらえます。
最悪飛行機代を立て替えてもらって帰国後に返すとかもできるでしょう。
航空券はEチケットなら再発行可能
航空券も盗まれた場合、飛行機代がなくて帰国できない、ということになりますが、Eチケットなら大丈夫です。再発行できます。
Eチケットの再発行はオンラインでも空港でもいいので航空会社の窓口でフルネームとかパスポート番号、住所などを伝えて本人確認できればできるようです。
なので最悪日本に帰れない、ということは今の時代ならたいていの場合避けられるでしょう。
私の知り合いが財布をスられた体験談
実は私の知り合いAさんがフィリピンで財布をスられました。
私もそのとき現場にいました。
スられる瞬間は見てなかったのでわかりませんが、スリの手口を説明したいと思います。
そのときの状況。
まず私とAさんの関係は語学学校のクラスメイトです。
Aさんと私はある大きなデパートで語学学校の先生と生徒数名と待ち合わせをしていました。
観光中だったんですが複数のグループに別れて別行動をしていました。
で、そのとき私は待ち合わせまで暇だったのでAさんとアイスを買いに行きました。
アイス屋はなかなかに繁盛していて10人くらい並んでて結構並んで待ちました。
このアイス屋のアイス、作るのに時間がかかるタイプで、注文するための行列に並んでて、やっと注文できたと思ったら注文した後も出来上がるまでにかなり待つのです。
で、注文後は「○○オーダーした方~」と呼ばれるので受け取ります。
なかなか要領の悪いシステムです。
私は注文後のアイスがくるまで待ってる間にトイレに行きたくなったので、Aさんを置いてトイレに行きました。
そして戻ってきて、無事にアイスにありつけました。
このときはまだ気づいていませんでした。
Aさんのリュックのポケットが開いていたことに…。
このあとアイスを食べながら待ち合わせ場所に行き、無事先生たちと合流できました。
そしていざ目的地に向かってタクシーで出発。
タクシー代は割り勘なのでみんなが財布を取り出しました。
そこでAさんはやっと気づきました。
財布がないことに。
しかもリュックのポケットが開けられていたことに…!
振り返ってみれば、Aさんはリュックを普通に背負ってました。
本来フィリピンという治安の悪い国で、しかも人が並んでいる状況。
警戒して体の前に背負うべきでした。
しかしAさんは私と一緒に並んでいました。
もし盗まれたら私が気づくでしょう。
つまりAさんが財布をスられたのは私がトイレに行ったほんの2、3分の間ということになります。
おそらく犯人は私たちがお金を持ってる日本人だと気づいて様子をみていて、アイスの会計のあと無警戒にリュックの後ろポケットに財布をしまったAさんを狙っていたのでしょう。
そして私がトイレに行くためにAさんのそばを離れた隙にやったのでしょう。
それにしても見事な手際です。
リュックを背負ってるAさんにポケットを開けたことにも財布を取ったことにも一切気づかせずに盗んだわけですから。
Aさんは相当なショックを受けていました。
このあとすぐにAさん、Aさんの友達Bさん、先生、私の4人で近くの警察署に盗難証明書をもらいに行きました。
同行した先生が英語もタガログ語もネイティブだったので完全に先生任せで交渉。
しかしそこにいた警察官は盗難証明書を出すのを渋りました。
「盗まれた証拠がない」と。
確かに証拠はイマイチです。
あるとすればリュックのポケットが開いていたことくらい。
でもそれもAさんの勘違いかもしれないとなると強い証拠にはなりません。
どうやらここの警察官は保険金目当てで盗難証明書をもらおうとする詐欺師に多く出くわしてるのか、私たちを疑ってるようです。
そこにいた先生は女性ですがかなり押しが強いタイプで、この人に交渉を任せれば通らないはずがないだろうと思うくらいの議論に強い人えあるにも関わらず、です。
30分くらいの交渉の末、所長室に通されました。
そこではなぜか日本のお茶が出てきました。
しかもこんな感じで湯のみと急須付きで。
・・・なんとその警察署の所長は日本が大好きな人だったのです!
で、日本の素晴らしさを語られ、最後は「中国人とか韓国人は信用できないけど…私日本人は信じる!」と言って盗難証明書にサインしてくれることになりました。
なるほど。
フィリピンでは中国人や韓国人が結構保険金詐欺をしているようですね。
おかげで日本人まで盗難証明書をもらいにくくなってるとなると…。
いい迷惑です。
しかし所長が日本好きでラッキーでした。
もしそうでなかったら交渉決裂で盗難証明書がもらえなかったかもしれません。
今回はやはりスられたことに本人が気づけなかった=もしかしたら盗難ではなく落としただけの可能性もある、という状況だったのが交渉に苦戦した原因でしょう。
盗難証明書をもらえるか否かは盗まれたという状況がハッキリしてるかどうかが重要なようですね。
というわけでこの私の知り合いAさんが財布をスられた体験か学べた教訓。
- 買い物の列に並んでるとき(財布をしまうところを見られる状況は警戒すべし
- リュックの後ろポケットに財布を入れない
- リュックに貴重品を入れたときは体の前に背負う
- 盗難証明書が欲しければ嘘でもいいからハッキリ盗まれたとわかる状況を説明した方がいい
海外でスリ対策としてすべき9つのこと
最後に海外でのスリ対策としてすべきことを挙げておきます。
- クレジットカードや携帯を盗まれたときの緊急停止の連絡先をメモしておく
- カードは何枚か持っていき、かつしまう場所を分散させる
- 財布はメイン財布とサプ財布に分け、貴重品やカード類を入れたメイン財布は服の中に隠しておく
- 持ち歩く現金は最小限にする
- 財布は後ろポケットに入れない
- 財布はリュックのポケットに入れない
- 貴重品はすべて体に身につけておく
- 貴重品をバッグやリュックに入れて持ち歩く場合はみず体の前に下げる
- 食事中もリュックやバッグは身につけておく
1. クレジットカードや携帯を盗まれたときの緊急停止の連絡先をメモしておく
カード類をなくした場合、すぐに止めないと不正利用されてしまう可能性があります。
近くにネット環境があればいいですが、ない場合、止めるまでに時間がかかってしまいます。
盗まれたときのことを想定してクレジットカード、携帯紛失時の緊急連絡先は必ずどこかにメモしておきましょう。(かつそのメモは財布やバッグとは別の場所にしまう)
2. カードは何枚か持っていき、かつしまう場所を分散させる
カードは1枚だと盗まれたりなくしたときに困ります。
2枚以上持ち、しまう場所を分散させておくことで、万が一スられても無一文にならないようにしましょう。
ただし多すぎると全部取られたときに全部のカードを止めるのが大変になります。
なのでオススメは2枚か3枚です。
また現金がなくなると困るのでキャッシング機能がついたものをオススメします。
さらになくしたときに緊急カードを発行してくれるVISAやJCB、アメックスだと心強いです。
3. 財布はメイン財布とサプ財布に分け、貴重品やカード類を入れたメイン財布は服の中に隠しておく
財布は2つ用意します。
パスポートやカード類、大きなお札を入れたメイン財布と、その日に使いそうな現金のみを入れたサブ財布です。
メイン財布はセキュリティポーチという、服の中にしまえるタイプのバッグに入れて服の中に隠します。
セキュリティポーチはこんなやつです。
|
ウエストポーチ シークレット トラベルポーチ 黒 ブラック パスポート クレジッ… |
で、サブ財布をポケットなりバッグに入れて、普段はそれを使います。
サブ財布は盗まれてもいいように安物がいいです。
|
訳あり 長財布 PUレザー 財布 【メンズ レディース 二つ折り さいふ メッシ… |
こんなやつだといかにもメイン財布っぽく見えていいですね。
こうしておけば、万が一スリや強盗にあってもサブ財布=その日使う分の現金のみを盗まれるだけで済みます。
ただ服まで脱がされる可能性があるような危険地帯に行く場合は、強盗にもバレにくい靴下の内側とかに入れるとさらに安全です。
私も1人でフィリピンのマニラに行ったときは靴下の内側にカード入れてました。
マニラではタクシー強盗で荷物もポケットの中身も全部盗まれてスッポンポンになった人の話とか聞いてたので…。
実際バス停にめっちゃタクシー乗ろうぜと勧誘してくる兄ちゃんとかいて怖かったです。
4. 持ち歩く現金は最小限にする
外出時はなるべく現金を多く持たないようにします。
ただ、空港からホテルまでの移動など、どうしてもすべての財産を持ち歩かなければいけない場面はあります。
そういう時はタクシーなど、強盗に遭いにくい交通機関を選びましょう。
(タクシー強盗もあるので100%安全ではありませんが公共交通機関よりは安全です。)
万が一タクシー強盗に遭っても大丈夫なように、貴重品はすべてセキュリティポーチに入れて服の中に隠すのが基本です。
5. 財布は後ろポケットに入れない
男性がやってしまいがちな後ろポケット財布ですが、海外では絶対やらないようにしましょう。
よほど治安のいい国でない限り高確率でスられます。
6. 財布はリュックのポケットに入れない
財布をリュックのポケットに入れるのは危険なのでやめましょう。
リュックのポケットというのは、リュックの外側の簡単に開けれるチャックのポケットです。
普通の人はここに携帯とか財布を入れてると思います。
でも海外ではこのチャックをこっそり開けて財布や携帯を盗むスリがいます。
実際私の友人がスられたのもここですし。
なので入れるなら外側のポケットではなく、内側のポケットの底の方に入れるのが一番安全です。
7. 貴重品はすべて体に身につけておく
貴重品はセキュリティポーチに入れて服の中に隠しておけばいいんですが、他にも財布にチェーンをつけてズボンとつないでおくのも手です。
とにかく貴重品は体に身につけることで、スられる確率を大幅に減らせるでしょう。
スリもバカじゃないので簡単に盗めそうにない相手からは盗みません。
ポケットや肩掛けバッグリュックの後ろポケットなどの簡単に取られやすい場所に貴重品を入れなければ盗まれる確率は低いでしょう。
8. 貴重品をバッグやリュックに入れて持ち歩く場合は必ず体の前に下げる
海外ではリュックは前向きに背負うのが基本です。
本来の使い方とは逆になりますが、こうでもしないとスられるからです。
リュックに何も大事なものを入れてない場合はそんなことしなくてもいいですが、入れてる場合は基本的に前向き背負い、警戒しておきましょう。
9. 食事中もリュックやバッグは身につけておく
食事中はリュックやバッグは置いておきたくなるものです。
しかし治安の悪い国のレストランには、置き引き狙いのスリがかなりいます。
バッグやリュックを置いたままトイレにでも行こうものなら、戻ってきたときには9割型取られているでしょう。
海外では食事中も油断してはいけません。
まとめ
以上まとめると
海外で財布をスられたら?
- まずクレジットカードを止める
- 次に最寄りの警察署で盗難証明書の免行手続きをする
- 次に海外旅行保険会社に連絡する
注意点
現金とクレジットカードは保険が降りない
海外で無一文になったときは?
- まずは周りにいるお金を貸してくれる可能性のある人を頼り、寝る場所を確保する
- 次にクレジットカードの緊急再発行をする
- 次に日本にいる家族にお金を送金してもらう
- 誰からも助けを受けれないときは大使館や領事館を頼る
- 大使館や領事館に行く交通費もないときは近くの警察署を頼る
最後に、海外に行くときはスリ対策はしっかりしておきましょう。
治安の悪い国に行く人にはセキュリティポーチをオススメします。
私はフィリピン、ドイツ、パリと、そこそこ治安の悪いところを一人旅したりしましたが、いずれもセキュリティポーチが大活躍したおかげでいまだスリ被害には遭ってません。
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ウエストポーチ シークレット トラベルポーチ 黒 ブラック パスポート クレジッ… |
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