海外で飛行機に乗り遅れると頭が真っ白になります。
実際私もなりました。
でも海外旅行中に飛行機に乗り遅れることって意外とありがちなんです。
サマータイムの勘違いとか、名前の似ている空港名のせいで勘違いとか。
というわけで私の経験も踏まえて、海外で飛行機に乗り遅れたときの対処法をまとめたので参考にしてください。
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はぁー。おかしいなー。僕のフライト〇時〇分のはずなんだけど・・・。
仕方ない。聞いてみるか。
すみません。僕のフライトってまだですか?
・・・え? 僕の空港ここじゃないって? うそ? マジ? えええええ!!!
本当の空港はここから30分のところにあると。・・・100%間に合わねぇ!!
空港の名前似てるから間違えたし・・・。どうしよう・・・。
お。やべくん今日もやっちゃった顔だねぇ。
老師! もう最悪だよ! 空港間違えて飛行機逃した!
あちゃー。 チケットは変更できるやつ?
どうだろう。うーん。わかんない!
変更できるやつならいいけどできないやつだと正規料金で買い直しになるよ。
えー!マジ? 正規料金ってめっちゃ高いやつでしょ? やべぇ!
変更できるやつだといいね。
というわけで今回は海外で飛行機に乗り遅れてしまったときの対処法を解説します!
海外で飛行機に乗り遅れたときの対処法
1. 航空会社に早急に電話して対応を聞く
飛行機に乗り遅れた場合、航空会社によって対応は異なりますが、飛行機の出発時間前までに連絡すれば無料、もしくは少額の手数料のみで他の便に変えてくれるケースが多いです。(空席があればですが)
空港に到着するのが間に合わなくても電話する時間さえ出発前に間に合えばなんとかなることも多いのでとにかく急いで連絡しましょう。
ちなみに国内の代表的な航空会社であるANAやJALであれば搭乗予定だった便の出発前の時間までに連絡すれば予約内容を無料で変更することができます。
また出発時間までではなくチェックイン開始時刻前までの航空会社もあるので確認しましょう。
英語で遅れるの表現
I’m sorry, but I can’t make it in time.
すみませんが時間に間に合いません。
Could you change my flight?
便を変更することはできますか?
2. とにかく空港に行き、カウンターで交渉
事前に電話で連絡したとしても、遅れてでも空港に直接行ったほうがいいです。
そして遅れた理由やどうしたいかをカウンターで航空会社のスタッフに説明して対応を聞きます。
で、たいていの場合は同じ目的地に行く飛行機の最短の便を確保してもらい、その飛行機に搭乗することになります。
問題はこの別の便に乗るためのチケット料金が正規料金で買い直しになるか変更手数料を追加で払うのみで済むか、無料になるか、です。
この対応は航空会社によっても、あなたの遅れた状況によっても、また交渉力次第でも変わります。
航空会社の対応のパターンは3種類あります。
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海外で飛行機に乗り遅れるとどうなるのか?
海外で預行機に乗り遅れた客への対応は、遅れたときの状況や航空会社によってまったく違いますが、3パターンあります。
- ただで次の便に乗せてくれる(交渉次第でいける場合、サービスでやってくれる場合あり)
- 変更手数料として数千円の追加料金のみで次の便などに変更して乗せてくれる(変更可のチケットの通常対応)
- 正規料金を払ってチケット買い直し(変更が効かない格安チケットの通常対応)
【補足情報】
海外発券のチケットは1回まで変更可能なものが多い。
ただし変更不可といういわく付きの格安チケットは本当に変更不可なので新たな航空券の買い直しが必要。
1. ただで次の便に乗せてくれるケース
たとえば電車遅延とか渋滞とか、悪天候とか、自分ではコントロールできない原因で乗り遅れた場合は、ただで次の便に空きがあれば乗せてくれる可能性が高いです。
しかし電車遅延なんて当たり前のようにある海外となると話は別。
海外では電車遅延は言い訳になりません。
ただ海外の場合も、素直に遅れてごめんなさいと言ったら無料で次の便に変えてくれた、とか、空港に向かう途中で大渋滞に巻き込まれたと言ったらタダで変えてくれた、というケースもあるのでダメ元で頼んでみるのもいいでしょう。
日本人の場合、サマータイムなどで日付や時間を間違えるケースが非常に多いです。
これも文化が違うから勘違いしてしまった、ということで言い訳として使えないことはないでしょう。
フラット・タイヤ・ルールとは?
さらに調べてみたところ、航空会社にはフラット・タイヤ・ルールというのが非公式に存在するようです。
これは乗客がトラブルや電車遅延などのやむを得ない事情により飛行機に乗り遅れた場合に、次の便に空席があれば無料で振り替えてくれるというもの。
ただし条件があり
- 出発時間の10分前までに連絡すること
だからたとえ乗り遅れたとしても一刻も早く空港に到着することが大切なのです。
とはいえ、このフラット・タイヤ・ルールはあくまで航空会社の善意によるサービスなのでANAとかJALはやってくれるそうですが他はわかりません。
また国際線の場合は対応してない可能性もあり、確実とはいえないルールです。
海外ではあまり期待しない方がいいのは確かですが、空港にできるだけ早く着くか、無理な場合でもできるだけ出発時間前に連絡した方がいいことは共通だと思います。
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2. 変更手数料数千円の追加料金のみで次の便などに変更して乗せてくれるケース
普通にLCCではない航空券を買っている場合はこのケースが多いです。
一般的な国際便の航空券というのは1回のみチケット変更可能(無料、もしくは変更手数料数千円で)となっているものが多いです。
このチケットを変更する権利はこういうときのためにあるものです。
なのでチケットに
「変更可能」
と書いてあるならぜひその権利を使いましょう。
変更手数料は日本円で3000~5000円くらいが一般的です。
無料と比べると高いように感じるかもしれませんが新しくチケットを買い直すのと比べたら全然お得ですね。
3. 正規料金を払ってチケット買い直し
最近多いLCCと呼ばれる格安航空券の場合、基本的に変更不可です。
このチケットはどんな理由にせよ飛行機に乗れなかった場合、変更も払い戻しも不可能。その代わりに格安で航空券を提供するよ、という制度なので。
もし変更不可の格安航空券を買って飛行機に乗り遅れてしまった場合は基本的に自己責任です。
とはいえたとえ変更不可のチケットでも交渉したら変更できたいうケースもあるので試してみる価値はあるでしょう。
また、出発時刻後の変更は無理でもその日中ならキャンセルによる取り消し手数料として運賃の約50%支払うだけで済む場合が多いです。
なので飛行機の出発時刻までに連絡が間に合わなかったり、変更不可能なチケットを持ってる場合でも連絡は早めにした方がいいでしょう。
またたとえLCC格安航空券であっても条件付きで変更可能なものもあるので確認しましょう。
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チケット買い直しと言われ正規料金を払えない場合の裏技
とにかく必死でお願いする
日付を間違えて予約してしまった人などは航空カウンターでお願いしたら無料で日程変更してくれた、という人が結構います。
「お金なくて帰れないんだよ!」
「お願い!○○空港様~」
みたいなことを言って必死で泣きついたらOKしてくれたという事例があります。
逆にどんだけ必死にお願いしても買い直しの一点張りでダメだったという事例も同じようにあります。
なのでこれは航空会社にもよるだろうし、運にもよるでしょう。
現地日本大使館の職員さんに代わりに交渉してもらう
自分で交渉しても「買い直し」の一辺倒で埒があかないこともあります。
そういうときの裏技が現地語での交渉に慣れてる日本大使館の職員さんに代わりに交渉してもらうこと。
これで妥協案に持って行けた人のケースもあります。
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私がドイツで日本に帰国する飛行機に乗り遅れた話
私は実際にドイツで日本に帰国するための汛行機に乗り遅れたことがあります。
私は割と時間は守る方で、3時間前には空港に到着する予定でいました。
電車で空港に向かいました。
でも乗る電車を間違えてしまい、なんとその電車は空港と逆方向に向かってしまったのです。
しかもそれが特急で30分以上停車なし。
やっと停車したので慌てて空港方面の電車の時刻表を見て、空港到着時間を予想したところ、10分オーバー。
絶対に間に合いません。
私は時刻表の前で絶句しました。
「やべぇ。どうすんだこれ・・・」
もうあぼーんってなってました。
そんな私の状況を察したのか近くにいたおばさんが「どうしたの?」と聞いてきたので事情を説明すると「あらそう。かわいそうにねぇ。」
って
「同情するなら金をくれ!!」
そのとき私は携帯も持ってなかったので航空会社に連絡するという選択肢もなく、とりあえず遅れてでも空港に行くしかありませんでした。
空港に到着してすぐに自分の乗る大韓航空のカウンターのお姉さんに英語で事情を説明。
「Excuse me, I have a problem-…」
「I see. You look like you have a problem」
なかなかフレンドリーで優しそうなお姉さんでよかった。
で、結果として私の航空チケットは帰国便なら1回のみ変更可能なFIXOPENチケットでした。
なので変更手数料50ユーロくらいを払って翌日のフライトに変更できました。
その後前日まで泊まっていたゲストハウスに行って飛行機に乗り遅れたからもう1日泊めて欲しいんだけど空きがあるか聞いたら、あるとのことで助かった。
というわけで何事もなかったかのように次の日日本に帰国しました。
海外で飛行機逃すとかめっちゃ焦るけど意外と手続き自体は簡単なんですね。
乗り遅れることが発覚したら
- 次の飛行機を確保する
- 航空会社に電話で連絡or直接空港に行き、次の飛行機に乗る
簡単に言うとこれだけですから。
ただし、こんな風に簡単に行くのは変更可能なチケットを持っていた場合の話。
変更不可のチケットだと買い直しになる可能性が高いのでもう少し面倒です。
もし買い直しになった場合、正規料金は財布に痛いですよね?
そんなときはDeNAトラベルです。
DeNAトラベルなら格安航空券で買い直しできますし、出発3時間前まで予約可能です。
面倒なら空港のカウンターで直接買い直してもいいですがそれだとおそらく正規料金となりチケット代はかなり高額となるのでどうせ買い直しになるならDeNAトラベルを利用するといいでしょう。
海外で飛行機に乗り遅れないための対策
海外で飛行機に乗り遅れることはないようでありがちなことなので気を付けましょう。
乗り遅れないための対策をまとめておきます。
1. 購入した航空券の日付と時間はサマータイムも含めてしっかり確認する
まずやりがちな日付間違いや時間間違い。
これをやってしまう原因の大半は日本にないけど欧米にはあるサマータイムが原因です。
サマータイムは日が出ている時間の長い夏の時間を有効活用するための施策です。
具体的には
3月~10月あるいは11肢で時計の針を1時間進める制度。
なのでサマータイム実施中は時差に加えて1時間早く行動しないといけません。
3月~11月の間にサマータイム実施国に旅行する人は時間が1時間早いということを念頭に置いて行動しましょう。
ちなみにスマホやパソコンは現地のサマータイムを自動で同期して時刻を表示するはずです。
海外に到着したら自分の携帯と市街地の公共の時計などを確認して、時間が合ってるか確認するといいでしょう。
2. 空港名や空港の場所はダブルチェックする
次に空港名や空港の場所の勘違い。
海外には名前の似ている都市や駅、空港が意外とあります。
私もパリを旅行中に1回間違えたことがあります。
- ニューヨークとニューアーク
- パリ シャルル·ド·ゴール国際空港とパリオルリー空港(どっちも同じだと思ってた)
- フランクフルト国際空港とフランクフルト·エーゲルスバッハ空港
こんな感じで空港を間違えて飛行機に乗り遅れるパターンもあります。
ちなみに私はドイツだけでなくパリでもやらかしてます。
このときも変更可能なチケットだったのでなとかなりましたが・・・。
時間になっても電光掲示板に自分の乗る予定の飛行機が表示されないのでおかしいなー」と思ってカウンターで聞いてみたら「それここの空港じゃないですよ」って言われました。
また国内線でも成田と羽田を間違える人や成田の第1ターミナルと第2ターミナルを間違える人もいるようです。
空港名や空港の場所を間違えるとどんなに時間きっちりに行動しても結局乗り遅れてしまうので注意しましょう。
3. 国際線では日本の感覚は捨てて時間に余裕を持って行動する
最後に当たり前のことですが時間には余裕を持って行動しましょう。
ここは海外です。
海外は電車遅延30分なんて当たり前の世界です。
日本の感覚で時間通りに到着しようとすると間違いなく遅れます。
日本人は海外に行く機会がめったにないため、せっかくきたからにはあれもこれも回りたいと思い、きつきつのスケジュールを組みがちです。
でも電車遅延が当たり前の海外でそんな計画うまくいくはずがありません。
なので国際線を利用するときは日本の感覚は捨てましょう。
ちなみに海外で飛行機の時間に間に合うためには空港は3時間前到着が基本です。
これはチェックインや荷物検査に時間がかかることもありますが、空港までの移動中に電車遅延などの多い海外では時間に余裕を持って行動することが大切だから、ということでもあります。
しかし私の場合は3時間前に到着しようとしていたにもかかわらず、逆走する電車に乗ってしまったために3時間の余裕があってすら間に合いませんでした。
もう海外ではギリギリまで遊ぼうとか思っちゃダメです。
3時間前は最低ライン、できれば4~5時間前に到着しておきましょう。
ギリギリまで遊ぶのではなく空港に早く到着してお土産を空港で買うなど、空港内で暇つぶしすることを計算に入れて行動してください。
一番の対策は変更可能な航空券を選ぶこと
私がドイツで飛行機に乗り遅れたときに心から思ったのは
「変更可能な航空券でよかった」
ってことです。
乗り遅れたときは本当に頭真っ白ですからね。
まさか日本に帰れなくなるんじゃ、という不安とチケット買い直しにでもなったらものすごい出費になるんじゃという不安。
この2つの不安でやばい!どうしよう!という気持ちになります。
でも私の場合変更可能なチケットだったために助かりました!
空港のカウンターに行って航空会社の受付のお姉さんに次の便を手配してもらってそれで終わり。
こんなに簡単に行ったのは私のチケットに「1回のみ変更可能」と書いてあったからです。
当時特に意識していたわけではないんですが、とにかく変更可能なチケットを買っていた自分を全力で褒めました。
海外では何が起こるかわかりません。
いくら安くても変更不可能な航空券を買ってしまうことはかなりリスクが大きいです。
ツアーなら大丈夫かもしれませんが、個人旅行なら絶対に帰りだけでも変更可能なチケットを買うことを強くオススメします。
変更する際は追加料金が発生しますが、その料金は新規で新しいチケットを購入する料金に比べたらかわいいものですからね。
まとめ
以上まとめると海外で飛行機の乗り遅れることがわかったら
航空会社に連絡
or
直接空港のカウンターに行く
で、次の便の確保をしてもらう。
変更可能なチケットと不可能なチケットがありますが、連絡が出発前なら変えてもらえる可能性大、出発後だと状況によります。
海外ではサマータイムによる時間や日付の勘違い、似た名前の空港による勘違いで遅れることが多いので気をつけましょう。
でも一番はやはり変更可能な航空券を買っておくことです。
そうすれば私のように万が一飛行機に乗り遅れても簡単かつ安く次の飛行機に乗れますからね^^
ちなみに日本に着いても一文無しだと空港から家まで帰れません。
帰国後に困ったらこちらの記事もお読みください。
海外から帰国して空港着いたら現金がなくて帰れなくなったときの対処法
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