石油ストーブやファンヒーターを使う季節。
給油のために灯油が必要になります。
そんなとき、灯油を室内に運んでる際に手が滑ってこぼしてしまった、というトラブルが!
たまたまこぼした場所がカーペットだと最悪です。
部屋中に灯油の臭いが充満してしまいます。
今回は灯油をカーペットにこぼしたときの対処法と臭いの消し方を解説します。
ちなみに車の中にこぼした場合はこちらの記事をどうぞ。
灯油を車内にこぼした! しつこい灯油の臭いを取る方法を3つ紹介!
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あぁー!やべー!!
どうした?
灯油こぼした!絨毯に!
うわ!マジかよ。くさいし。
うん。やばいぐらい臭いw
もう。これ生活に支障出るレベルだね。
うん。どうしよう。この臭い取れる?
まぁ取る方法はないこともないけど。
さすが老師!教えて!
了解。
と言うわけで今回はカーペットに灯油をこぼしたときの対処法と臭いの取り方を解説します。
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カーペットに灯油をこぼしたときの対処法
まずはカーペット灯油をにこぼしたときに何をしなきゃいけないのかから解説します。
吸い取る
灯油をカーペットにこぼしたときはまず、吸い取ります。
大量のキッチンペーパーか新聞紙を用意してください。
そして灯油をこぼした箇所に押し当て、灯油をしみ込ませていきます。
このとき、こすってはいけません。
こすると余計に灯油を深いところまでしみ込ませてしまうだけでなく、カーペットの素材を傷めてしまう可能性があります。
なので必ずこするのではなく押し当てて吸い取るようにしてください。
ここでたくさん吸い取れるだけ吸い取っておいた方があとあと臭いを取るのも楽になるので吸い取れる限りは吸い取っておいてください。
換気する
灯油を吸い取ったあとは窓を開けて換気してください。
灯油は揮発性なので換気をしばらくすると灯油は蒸発していきます。
ちなみに揮発性とは、常温でも蒸発しやすいという意味です。
水が蒸発するには100℃に熱する必要がありますが、灯油やアルコールは常温でも蒸発するので揮発性が高い液体と言われています。
ただし、ただ灯油を吸い取って換気をしただけでは、しばらくは部屋に灯油の匂いが残ってしまいます。
灯油の臭いと一緒に生活するのはなかなかつらいですよね。
人によっては気持ち悪くなってしまうかもしれません。
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カーペットにしみ込んだ灯油の臭いを消す方法
ではカーペットにしみ込んだ灯油の臭いを消すにはどうすればいいのでしょうか?
答えは「アルコール」を使うことです。
灯油はアルコールに溶けます。
まずはドラッグストア、または楽天などの通販サイトで大量のアルコールを買います。
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その後、カーペットが取り外せる場合と取り外せない場合に分けて解説します。
カーペットが取り外せる場合
絨毯などカーペットが取り外せる場合はカーペットを外の水道、ない場合は公園の水道に持っていきます。
(お風呂場だと臭いがお風呂場に充満してしまうのでおすすめしません。)
そしてカーペットの灯油がかかった箇所を中心にアルコールを大量にかけてください。
そしてしばらくアルコールをなじませたらお湯で(なければ水で)洗い流してください。
その後はカーペットを天日干しにして乾かせば完了です。
カーペットが取り外せない場合
カーペットが取り外せない場合は、アルコールをカーペットの灯油がかかった部分にかけてください。
そしてそのまま窓を開けて部屋の風通しをよくして放置すれば灯油がアルコールと一緒に蒸発して灯油の臭いが消えます。
ただ、こちらの場合は蒸発するまでに時間がかかり、臭いが消えるまでにしばらくかかります。
早く臭いを取りたい場合はドライヤーで風を送り、蒸発を促すのもありです。
ちなみに中性洗剤などを使う方法もありますがアルコールが一番強力に灯油の臭いを取ってくれるのでおすすめです。
アルコールを用意するのが面倒なときは重曹を使うのも効果的
とはいえアルコールを大量に用意するのは面倒ですよね。
そんなときに便利なのが重曹です。
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灯油をこぼした箇所に重曹を振りかけます。
しばらく放置して灯油の臭いを重曹が吸い取ったら掃除機で吸い取ります。
臭いとりによく使われる重曹ですが、重曹の粉は周りの水分を吸着するのでうまく灯油の成分を吸着してくれるのです。
その結果掃除機で灯油の臭いを吸着した重曹を吸い取ったあとは臭いが消えてます。
ちなみにですが、手に着いた灯油の臭いも重曹やアルコールで洗うと落ちるので便利ですよ。
また、もしかしたらアルコールを使う方法も重曹も使う方法も1回で臭いを取り切れないかもしれません。
その場合は2回やるか、部屋の換気を頻繁にやることで臭いが消えるまでの期間を短縮できます。
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火を使わないよう注意する
灯油をカーペットにこぼしたら火がついて火事になるんじゃないかと心配する人もいると思います。
灯油に火がついて火事になる可能性について説明します。
引火点と発火点の違い
まず火がつくのには2つのパターンがあります。
一つはライターなどで火を近づけた時に燃える場合。
もう一つは熱して温度が上がると自然に火が付くケース。
前者の火を近づけた時に発火する温度を引火点と呼びます。
後者の温度が上がった時に自然に火が出る温度を発火点と呼びます。
灯油もアルコールも引火点は低いけど発火点は高い
灯油もアルコールも引火点は低いけど発火点は高いです。
引火点 | 発火点 | |
---|---|---|
灯油 | 約40℃ | 約220℃ |
アルコール | 約13℃ | 約384℃ |
どちらもライターなどで火をつければ簡単に燃えてしまいます。
しかしドライヤーで温風を当てて温度を上げるだけならそう簡単には燃えません。
なので乾かすためにドライヤーで温風を当てても大丈夫です。
しかしタバコを吸ってる人は間違っても灯油をこぼしたカーペットに火のついたタバコを落としたりしないようにしましょう。
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まとめ
以上、灯油をカーペットにこぼしたときの対処法と臭いの取り方を解説しました。
灯油は臭いが強烈なのでカーペットにこぼしたら絶望感を味わうと思います。
でも冷静にアルコールや重曹で対処すれば臭いは取れます。
灯油をこぼしてしまった人はぜひ試してみてください。
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