しまった!
石油ストーブつけっぱなしで外出してしまった!
こんな経験はないでしょうか?
火事になったらどうしよう!と焦りますよね。
実際石油ストーブつけっぱなしで外出して火事になる可能性はどれくらいあるのでしょうか?
今回は石油ストーブと火事の関係について解説します。
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もしもし?老師?
どうしたのやべくん?
やばい!石油ストーブつけっぱなしで出かけちゃった・・・。
マジかよ。アホかよ。
アホだよ。やばいよね?
うーん。まぁやばいかもね。
今帰省中だから帰れないんだけど・・・。
おいマジか。帰省するときにストーブ消し忘れるとか・・・。
ごめん老師。お願い。うちに入ってストーブ消してくれない?
まったくしょうがないやつだな。帰ったら焼肉おごってね。
・・・わかった。
よし。じゃあ今回は石油ストーブをつけっぱなしにしたときに火事が起きる可能性について解説します!
石油ストーブつけっぱなしで外出して火事になるケースはあるけどまれ
石油ストーブつけっぱなしで外出して火事になる可能性はあります。
でも確率はそんなに高くないです。
石油ストーブでどんなときに火事が起こるのか見てみましょう。
石油ストーブで火事が起きた事例
ストーブの上で干していた洗濯物に引火
一番多いのがストーブの上で洗濯物を干していて燃えるケースです。
仮にストーブの上に置いてなくても上で干していた洗濯物が何かの拍子でストーブの上に落ちて引火することもあります。
カーテンがストーブに接触して引火
次にストーブをカーテンの近くに置いてる場合。
カーテンは布なので燃えやすく、近くに置くと危険です。
棚の上に置いていた紙がストーブの上に落ちて引火
次にストーブ周辺の棚の上から紙などの燃えやすいものが落ちて引火するパターン。
またストーブの上に掛けていたカレンダーが燃えるパターンもあります。
意外と多い事例です。
夜にストーブの近くで寝ていたら布団を蹴飛ばして布団から引火
ストーブをつけっぱなしで寝てる時に布団を蹴飛ばしてしまい、その布団が燃えて引火するパターン。
そもそもストーブつけっぱなしで寝るのも危険ですしストーブの近くに布団を置いて寝るのはさらに危険です。
灯油を給油する際にこぼし、ストーブを点火した際にこぼれた灯油に引火
石油ストーブにありがちな例ですが給油の際にこぼした灯油が引火するパターンはなかなか気を付けていても起こりがりです。
石油ストーブで火事になるケースは次のいずれか
- 近くに燃え易いものを置いていた
- 燃えやすい物の近くで使用していた
ちなみにこのうち石油ストーブをつけっぱなしで外出した際に火事になり得るのは
- 洗濯物を干していたパターン
- ストーブ周辺に燃えやすいものを置いていたパターン
のいずれかです。
単に石油ストーブがつけっぱなしだったからという理由では基本火事にはなりません。
石油ストーブは灯油がなくなると自然に消える
石油ストーブは灯油を燃やして部屋を暖める仕組みです。
熱源の灯油がなくなると自然に消えます。
仮に5Lで満タンだった場合、20時間ほどでなくなって消えるはずです。
そのため、ただ石油ストーブをつけっぱなしにしているだけで火事になることはまれなのです。
ちなみに灯油がなくなったあとは空焚き状態となります。
石油ストーブを空焚きすると芯がきれいになるので、ストーブを仕舞う前に空焚きする人もいます。
ただ空焚きすると次にストーブを使うときに油がしみ込むのに時間がかかるため、灯油を補給してから2時間くらい置いてからつけることをおすすめします。
実は石油ストーブより電気ストーブの方が断然危険!
ここまで石油ストーブの火災事例を紹介してきましたが、実は石油ストーブより電気ストーブの方が火災事例が圧倒的に多いことはご存知でしょうか?
ストーブが原因の火災の内
- 石油ストーブが原因の家事・・・19%
- 電気ストーブが原因の家事・・・73%
です。
イメージと逆ですね。
実は電気ストーブは電気で熱を起こすため表面温度が非常に高く、近くに物を置くと普通に燃えます。
電気だから安全と思ったら大間違いなのです。
電気ストーブで火事になる理由や対策についてはこちらの記事で解説してます。
電気ストーブつけっぱなしで火事になる可能性はあるの? 理由は?
石油ストーブで火事を起こさないための対策
石油ストーブで火事を起こさないためにはどのような対策が必要なのか見ていきましょう。
1. 石油ストーブで洗濯物を干す習慣はやめる
まずはやりがちだと思いますが石油ストーブで洗濯物を干す習慣はやめましょう。
この習慣があるとたまたま忘れて出かけてしまったときに高確率で火事になります。
忘れないようにするのもいいですが、人間はうっかりミスはする生き物です。
だからそれよりも最初からストーブで洗濯物を干す習慣を無くしてしまった方がいいでしょう。
部屋干しする場合も洗濯物はストーブの周辺ではなく、ストーブから離れた場所に干しましょう。
これだけで石油ストーブで火事が起きるリスクを大幅に減らせます。
2. 石油ストーブ周辺に燃えるものを置かない
同じく洗濯物以外にもストーブ周辺に燃えるものを置かないようにしましょう。
周辺と言っても上にあるカレンダー、近くの棚の上にある書類、マフラー、手袋、ストールなども危険です。
ストーブの周辺は危険地帯として、できる限り物を置かないようにしましょう。
どうしても置く場合も必ずそういった燃えやすいものがストーブの上に落ちることがないような状態にしておきましょう。
3. 灯油を給油する際こぼしたら必ずよく拭く
次にありがちなこぼした灯油からの引火対策として、灯油を給油する際にこぼれた灯油は必ずきれいに拭く習慣をつけましょう。
こぼれた灯油を拭くための雑巾を用意して毎回拭くようにしてください。
4. 外出時は必ず消えてるかチェックする
最後に外出時につけっぱなしにするといううっかりミスをなくしましょう。
人間にミスはつきものですが、冬に外出するときは必ずストーブが消えてることを確認しましょう。
特に帰省時にうっかり忘れてしまってYahoo!知恵袋で質問してる人が時々います。
帰省する時につけっぱなしはさすがにやばいですよね。
もしそんなうっかりミスをしてしまって3日以上つけっぱなしになる場合は途中で帰宅して消すか大家に連絡して部屋に入って消してもらうくらいはしないとまずいと思います。
いくらなんでもそんなミスはしないと思ってても帰省のことで頭がいっぱいになってると意外としてしまう人がいるものです。
普段の外出時もそうですが、帰省や旅行で長い時間家を空けるときほど戸締りを徹底し、ストーブのチェックは必ずしましょう。
以上のことを徹底すれば石油ストーブをつけっぱなしにして火事が起きることはほぼなくなるでしょう。
エアコンならつけっぱなしでも大丈夫
最後に一つアドバイスですが、部屋にエアコンはありますか?
エアコンならつけっぱなしでも火事にはなりません。
可能性はゼロではありませんが限りなくゼロに近いです。
またエアコンをつけっぱなしだと電気代がかなりかかるイメージがある人も多いと思います。
でもその心配もありません。
最近のエアコンは省エネ性能が高く、つけっぱなしでもそんなに電気代は高くなりません。
エアコンは起動時に一番電気を使うのでこまめにつけたり消したりするよりつけっぱなしの方が電気代が安いのです。
エアコンとストーブを併用している人はストーブを使うのは本当に寒い時だけにして、普段つけっぱなしで使うのはエアコンだけにしてみてはいかがでしょうか。
これなら外出時にうっかりストーブつけっぱなしにしてしまうミスも減らせますよ。
まとめ
以上、石油ストーブつけっぱなしによる火事の可能性について解説してきました。
石油ストーブつけっぱなしで火事になるのは
- 洗濯物から引火するケース
- 近くの燃えやすい物から引火するケース
- 近くの燃えやすいものがストーブの上に落ちて引火するケース
- こぼした灯油から引火するケース
がありました。
そのため対策としては
- ストーブで洗濯物を干すのをやめる
- ストーブ周辺に燃えやすいものを置かない
- 灯油を補給する時こぼれたら必ず拭く
- 外出の際はストーブが消えてないか必ずチェックする
ことが大切です。
石油ストーブを外出時につけっぱなしにしてもそれだけで火事になることはあまりありません。
でも万が一ということもあるので対策は怠らず、なおかつつけっぱなしで出かけることのないよう、気を付けましょう。
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