やばい。車のライト消し忘れた!
人間なら誰でも一度はやってしまうミスですね。
バッテリー上がりが心配です。
実際車のライトはつけっぱなし何時間でバッテリーが上がるのでしょうか?
またつけっぱなしにした後、エンジンがかかる場合でもバッテリーに影響はあるのでしょうか?
今回は車のライトつけっぱなしにした後の対策について解説します。
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やばい!
どうした?
ライトつけっぱなしになってたー!
あー。やっちゃったねー。
どうしよう。
エンジンかかる?
やってみる。
・・・
・・・
キュルルルルル!
あ、かかった。
おー。よかったじゃん。
よかったー!
で、このままで大丈夫?
ん?あー。ライト何時間つけっぱなしだったの?
12時間くらい。
ルームランプ?
うん。
じゃあ大丈夫かなー。でもバッテリー減ってるから長めに走行して充電した方がいいかもね。
そっか。じゃあドライブしてくる。
いってらー。
はい。ってことで今回は車のライトをつけっぱなしにしてしまったけどエンジンがかかる場合・かからない場合の対処法を解説します。
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車のライトをつけっぱなしにしてしまった!バッテリーが上がるまでは何時間?
まず車のライトをつけっぱなしにしたときに何時間でバッテリーが上がるのかから説明します。
まずこのライトをつけっぱなしにしてからバッテリーが上がるまでの時間は一概には言えません。
なぜかというとバッテリーが新しいか古いかによって違うからです。
携帯電話のバッテリーをイメージするとわかりやすいと思いますが、新品だと長持ちしますよね?
2年くらい使ったものだとバッテリーの持ちがだいぶ短くなってきますよね。
それと同じです。
車のバッテリーも新品に近いほど長持ちし、2年以上使ってるものだとあまり持たなくなってきます。
またライトつけっぱなしもどのライトをつけっぱなしにするかで違ってきます。
ライトによって消費電力が違うからです。
車のライト消費電力
- ヘッドライト・・・8~9.5A
- スモールランプ・・・3~4A
- ハザードランプ・・・4~8A
- ルームランプ・・・0.9~1.2A
ヘッドライトつけっぱなしが一番消費電力を食うのでバッテリー上がりが起きやすいです。
バッテリーが上がるまでの時間
バッテリーが上がるまでの時間の目安としては新品の車の場合で
- ヘッドライトつけっぱなしは5時間
- スモールランプつけっぱなしは10時間
- ルームランプつけっぱなしは40時間
くらいが目安です。
バッテリーが2年以上経ってるならバッテリー容量は80%~50%くらいにダウンしてると仮定して
- ヘッドライトつけっぱなしは3時間
- スモールランプつけっぱなしは5~7時間
- ルームランプつけっぱなしは20~30時間
くらいになるでしょう。
また、バッテリーは常に満充電してるわけではないです。
車の運転中に充電と放電を繰り返しています。
車のバッテリーはエアコンなどを全くつけずに走行してるだけだと充電されますが、それでも満充電というわけでにはいきません。
エンジンの始動にも電気を使いますし、エアコンやライトに電気を使うからです。
なので通常、バッタリーの容量70~80%くらいの状態を保ってるのが普通です。
つまり、実際にバッテリーが上がるまでの時間は上記の時間よりもさらに短くなるでしょう。
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ライトつけっぱなし後、エンジンがかかる場合のバッテリーへの影響は?
ライトつけっぱなしでバッテリー上がりが心配だったけどエンジンがかかった。
よかったー!と安心するケースですね。
しかしこの場合、バッテリーへの影響はないのでしょうか?
基本大丈夫
基本的にはライトつけっぱなしによりバッテリーを消耗してしまったとしてもエンジンがかかるのであれば充電し直せば問題ありません。
充電は車を普通に走行するだけで勝手に充電されます。
車にはオルタネーターという充電器が付いていてエンジンが回るとモーターの回転によりオルタネーターも回り、バッテリーが充電される仕組みになっています。
そのため車は常にバッテリーを充電しながら走ってるのです。
だからバッテリーを充電するのに特別なことはせずにただ車を走らせるだけでいいのです。
- 逆に車のエンジンをかけたり切ったりを繰り返す
- アイドリング状態で音楽を聴く
- アイドリング状態でエアコンやライトをつけっぱなしにする
これらの行為は車のバッテリーを消耗させるものです。
ライトのつけっぱなしによりバッテリーを消耗してるタイミングでこれらの行為をすると今度こそバッテリーが上がる可能性があります。
なのでライトを消し忘れてバッテリーを消耗してしまったときは一度エンジンをかけたらすぐに切らずにそのまま30分~1時間くらい走行することをおすすめします。
新品ならまず大丈夫
車を買ったばかりでバッテリーも新品!という状態の場合、ライトのつけっぱなしで多少バッテリーを酷使してしまった程度では問題ない場合が多いです。
エンジンがかかるのであればその後普通に走行すればそのうちバッテリーもだんだん充電されていって元に戻ります。
もしできるだけ早くバッテリーを充電したいならエアコンなどの車内電気の使用は控えめにした方が早く回復します。
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ライトつけっぱなし後、エンジンがかからない場合の対処法は?
ライトをつけっぱなしにしてしまった後にエンジンがかからない状態を「バッタリーが上がった」と言いますね。
バッテリー内の電気がなくなってしまい、エンジンをかけるのに必要な電気が足りてない状態です。
この場合、選択肢は2つです。
- バッテリーを充電する
- バッテリーを交換する
携帯のバッテリーに寿命があるように車のバッテリーにも寿命があります。
もしバッテリーに寿命が来てる場合は充電してもバッテリーが復活しないこともあります。
その場合、バッテリーを充電してもその作業が無駄になってしまいます。
なのでまずバッテリーを充電すべきか交換すべきかの判断が必要です。
カーバッテリーの寿命の目安
車のバッテリーの寿命の目安は2~4年程度と言われています。
意外と持たないですね。
またたまにしか乗らないとか、近場で使うのみで一度に乗る時間が短い人はバッタリーに負担をかけやすいので寿命が普通より短くなります。
寿命がくると以下のような症状が出ます。
- ライトが暗くなる
- エンジンがかかりにくい
- エンジンをかけるときのモーターのキュルキュル音が鈍い
- パワーウィンドウの開閉が遅い
- クラクションの音が小さい
- バッテリー液の減りが早い
もしバッテリー上がりを起こす前から上記のような症状が見られていた場合はそのバッテリーはもう寿命です。
なのでバッテリーを充電するよりも新しいものに交換した方がいいでしょう。
では次にバッテリーが上がった後バッテリーを充電する方法と交換する方法を解説します。
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バッテリー上がり後にバッテリーを充電する方法
バッテリー上がり後にバッテリーを充電する方法は自分でやる方法とプロに任せる方法があります。
もしJAF会員であればJAFを呼びましょう。
JAFのサービスはこういうときのためにあるので。
JAF非会員だと出張料が結構高いです。
昔はその場でJAFに入会すればバッテリー上がりの費用が無料になった時代もありましたが、今は普通にかかります。
もし仮にJAF非会員の人がバッテリー上がりを交換してもらい、さらにその場でJAFに入会したとすると
- バッテリー上がりの充電料金:12,880円(14,940円)
- JAF入会金:2000円
- JAF年会費:4000円
- 合計:18,880円(20,940円)
※()内は夜間料金
がかかります。
高いですね。
JAF以外にも車の任意保険に入ってる場合はバッテリー上がりを助けに来てくれるロードサービスが無料で受けれる場合があるので保険内容を確認しましょう。
JAF非会員の人に向けたバッテリー上がりの対処法についてはこちらの記事に詳しく書いてるので参考にしてください。
他の車にジャンピングスタートしてもらう方法、ジャンピングスターターを使う方法を紹介してます。
バッテリー上がり後にバッテリーを交換する方法
バッテリーを交換する方法は自分でやる方法とプロに任せる方法があります。
が、素人ならプロに任せた方がいいのでここではプロに任せる方法を紹介します。
バッテリー交換をプロに任せる場合は以下の費用がかかります。
- 新品のバッテリー代・・・2万円前後
- 工賃・・・500~1500円
出張に来てもらう場合はこれに+αの料金がかかります。
バッテリー交換は手順を間違えるとショートして火花が飛ぶ危険があったり、バッテリーの電解液に使われている硫酸でケガしたりする危険があるので初めての人はプロに任せた方が安心です。
また自分で新しいバッテリーを買うのも面倒ですし、古いバッテリーを廃棄するのも大変です。
なので自分で交換できるのにプロに任せる人も多いです。
出張に来てもらうならオートバックスやタイヤ館などのカーサービス店が安く、出張費+工賃で3000~4000円+バッテリー代でやってくれるのでおすすめです。
または馴染みのディーラーがいるならもっと安くしてくれるかもしれません。
車のライトつけっぱなしのうっかりミスを防止するには?
車のライトつけっぱなしの防止対策としては単純ですが確認を怠らないことしかないですね。
中にはライト消し忘れ防犯ブザーを自作して取り付けるというツワモノがいますが、それをやるには専門知識がいります。
たとえば通勤に車を使う人なら普段帰宅した時にライトを消し忘れることはあまりないと思います。
暗いときに帰宅したらライトがつけっぱなしだと車から降りた時に気づきやすいですし、会社から帰宅したら毎日ライトを消すことを習慣化してればまず忘れないでしょう。
問題は旅行などで出かけて普段と違う場所に行ったときですよね。
こういうときはついつい忘れてしまうことがあると思います。
なので通勤以外の普段と違う場所に車で行くときはライトの消し忘れを念入りにする習慣をつけるといいでしょう。
あとは最近の車種の中には消し忘れ防止機能がついた車もあります。
消し忘れをよくしてしまう人は車を新しく購入する際にライトの消し忘れ防止機能の有無をチェックするといいでしょう。
まとめ
以上、車のライトをつけっぱなしにしたあとにエンジンがかかる場合、かからない場合の対応について解説しました。
ライトつけっぱなしにするとバッテリー上がりが心配ですが、エンジンがかかる場合はその後普通に車を走行すればバッテリーが充電できるので特別なことをする必要はありません。
エンジンがかからない場合はバッテリー上がりなのですぐに対処が必要です。
バッテリー上がりが起きたら充電するのが基本ですが、バッテリーの寿命によっては新しいバッテリーに交換した方がいい場合もあります。
ライトつけっぱなしは人間なら誰でもやってしまうミスだと思います。
が、一度やってしまったらもう二度と同じ失敗はしないタイプの人と何度も繰り返しやってしまう人がいます。
できれば前者になれるよう、気を付けたいですね。
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