エアコンのタイマーが点滅する原因は故障？メーカーごとの対処法も！

エアコンのタイマーが点滅する原因

エアコンのタイマーランプが点滅する原因は基本的に故障を知らせるためです。

ただ、本当に故障しているわけではなく、ただの誤作動の可能性もあります。

ただの誤作動か確かめる方法

まずはただの誤作動を疑います。

いわゆるリセットボタンを押すようなものですね。

これでタイマーの点滅がなくなればただの誤作動でした。めでたし、めでたしです。

このケースはマイコンというエアコンを制御する小さなコンピュータが停電や電波の影響、長時間運転による加熱などの影響で誤作動したときに起きます。

しかし運転再開後にタイマーの点滅が始まっちゃったときは残念ながら誤作動ではなく故障の可能性があります。

ただし、エアコン内部の部品の加熱による誤作動の場合は、5分待っただけだと変わらない可能性があります。

なので5分でダメなときはダメ元で1時間くらい放置してみるといいでしょう。

もし修理になってしまうと出張費だけで5000円は請求されちゃいますからね。

故障している場合

エアコンが故障している場合、原因はいろいろありますが代表的なものを挙げておきます。

1. 冷媒のガス漏れ

一番可能性として考えられるのは冷媒のガス漏れです。

エアコンは内部で冷媒ガスを循環させ、コンプレッサーという気体を圧縮させて送り出す装置を冷やして動作しています。

冷媒のガス漏れが起きるとエアコンの動作を制御するコンプレッサーが過剰に加熱され、正常に動作しなくなってしまいます。

冷媒のガス漏れは個人では対処が難しいのでメーカーに修理依頼が必要です。

2. 基板が故障している

エアコン内部の電気の流れを制御する制御基板が異常な加熱で焦げるなどして故障していることが考えられます。

この場合、基板の交換が必要です。

素人には難しいのでメーカーに修理を依頼しましょう。

3. 室外機が動作していない

エアコンの室外機は異常な熱を感知すると自動で動作を停止します。

夏場などに直射日光や湿気などで熱が込もると動作を停止する場合があります。

特に室外機周辺に物を置いたり、室外機に何かをかぶせたりしていると熱が込もりやすくなるため、室外機周辺を整理して風通しを良くすることで直る可能性があります。

タイマーランプの点滅速度や色、組み合わせ次第でエラー内容がわかる

実はエアコンメーカーごとにタイマーランプの点滅具合でエラー内容がわかるようになってます。

ただメーカーによってその内容はバラバラなのでメーカー各社のホームページで確認するのがおすすめです。

以下にメーカーごとのタイマーランプ点滅のエラー内容や対処法、リンク先を載せたので酸行為してください。

エアコンメーカーごとのタイマーランプ点滅のエラー内容や対処法

ダイキンのエアコンの場合

ダイキンのエアコンの場合、オレンジ色のランプの点滅はストリーマユニットという箇所のお手入れ時期のお知らせです。

ダイキンのエアコンを1800時間以上運転すると自動でランプが点滅してお手入れの時期を知らせてくれます。

ストリーマユニットのお手入れの方法はダイキンホームページをご覧ください。

日立の場合

日立のエアコンの場合、ランプの点滅回数でエラー内容がわかります。

日立のエアコンのエラー内容一覧

パナソニックの場合

パナソニックのエアコンにはエラーコードを表示させる商品があります。

本体の全面パネルを開けた右側に英数字3ケタが表示されます。

リモコンにお知らせボタンがついてる場合は、これを押すことでリモコンの表示部分に表示させることもできます。

エラーコードごとの故障内容の詳細はパナソニックホームページで確認できます。

シャープの場合

シャープのエアコンは点滅しているランプの色や種類で対応の仕方が違います。

詳しくはシャープホームページをご覧ください。

東芝の場合

東芝のエアコンの場合、ランプの色と点滅速度によって解決方法が違います。

詳しくは東芝ホームページをご覧ください。

富士通の場合

富士通のエアコンの場合、ランプの種類と点滅スピードによってエラー内容が変わります。

詳しくは富士通ホームページをご覧ください。

三菱重工の場合

三菱重工のエアコンの場合、ランプの点滅速度と診断記号によってエラー内容が変わります。

詳しくは三菱重工ホームページをご覧ください。

コロナ社の場合

コロナ社のエアコンはタイマーランプの点滅速度や点滅するランプの組み合わせによってエラー内容と処置方法が違います。

詳しくはコロナ社ホームページで確認してください。

修理が必要と言われたら？

ではエアコンの故障で修理が必要な場合ですが、基本はメーカーに直接修理を依頼します。

ただし注意点があります。

賃貸の場合は大家さんか管理会社に連絡

賃貸の場合、エアコンの故障は経年劣化なら大家や管理会社負担でやってくれます。

なので自分で修理依頼せずに大家さんか管理会社に連絡しましょう。

私も一度引っ越してから1年以内にエアコンが壊れたんですが管理会社に連絡したらあちらの負担で新しいエアコンに交換してくれました。

自分で勝手に業者呼んで修理しちゃった場合、あとから修理代を請求してももらえない可能性が高いので注意してください。

古いエアコンの場合は買い替えが必要

エアコンは7～8年するとメーカーが生産を終了してしまうことがあります。

そのため10年以上前に買った古いエアコンが故障した場合は、修理しようにも部品がない可能性が高いです。

この場合はエアコンの買い替えが必要です。

知ってる人もいると思いますが古いエアコンほど省エネ性能が悪いため電気代がかかります。

新しいエアコンほど省エネ性能が高いため、電気代が安く抑えられます。

なので古いエアコンを使ってる場合は下手に修理するより新しいエアコンを買った方が結果的に安上がりになる可能性が高いです。

使ってるエアコンが古い人は新品の購入を検討するといいでしょう。

まとめ

以上、エアコンのタイマーランプが点滅する原因と対処法を解説しました。

タイマーの点滅は基本故障ですが、コンセント抜いて少し放置するだけで直ることも結構あります。

なのでまずはこのリセットをしてみてください。

故障の場合はメーカーによって違うので各メーカーのホームページや問い合わせを利用してください。

エアコンが壊れると毎日暑くて大変ですよね。

故障の場合は早めに解決して快適な生活を取り戻してくださいね。