日本の夏は暑いです。
特に1日中家にいる専業主婦や、定年退職されてる方は、1日中エアコンをつけっぱなしにしていたい、という人も多いでしょう。
会社員でもペットのために留守の間エアコンをつけておく人もいます。
しかしエアコンをつけっぱなしにして火事になったりしないんでしょうか?
その可能性を探ってみました。
 やべくん
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だよねw ところで電気代がやばいのはともかく、火事になる可能性はないよね?
 
 
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ってことで今回はエアコンつけっぱなしで火事になる可能性について解説します!
 
 
エアコンつけっぱなしで火事になる可能性は限りなくゼロに近い
結論から言うとエアコンが原因で火事になる可能性はほぼないです。
実際、エアコンを24時間つけっぱなしにしているケースは企業,一般家庭共にたくさんあります。
企業ならコンビニや24時間のスーパー、インターネットカフェなど。
しかしこれらの施設でエアコンが原因で火事が起きたなんて聞いたことないですよね。
一般家庭でも最近はエアコンはつけっぱなしの万が電気代がお得だからと夏の間や冬の間ずっとつけっぱなしにする人もいるくらいです。
それでも火事が起きてないのですからエアコンのつけつぼなしが起きることは考えにくいです。
しかし調べてみたところ、可能性はゼロではないことがわかりました。
エアコンが原因で火事になる事例はある
大手エアコンメーカーのダイキンや三菱電機で実際に火事が起きた事例があります。
2017年7月に静岡の民家で起きたエアコンが原因による火災は消防局の調べで製品に不備があることがわかりました。
これを受けて三菱重工は同製品の無償修理を受け付けています。
三菱重工によると、1999年10月~2007年の間に製造した同社のルームエアコン室内機の一部でファンモータのリード線接続部から発火に至る可能性があるそうです。
該当製品に当てはまる場合は無償点検。改修を受け付けています。
三菱重工製エアコン(ビーバーエアコン)ご愛用のお客様へ無償点検・改修のお願い
大手エアコンメーカー、ダイキンでも同様のエアコンによる火災事故は起きており、2006年8月~2010年8月までに製造したルームエアコン室内機で、送風用ファンモータから発煙·発火の可能性があることから無償点検·修理を行なっています。
ルームエアコン・家庭用空気清浄機ご愛用のお客様へのお詫びと 無償点検・修理の対象製品追加のお知らせ
もちろんエアコンによる火災発生の頻度はかなり稀。
普通に使ってる力にはまず火事が起きることはありません。
でもその可能性はゼロではないのです。
ではなぜエアコンで火事が起きるのでしょうか?
エアコンで火事が起きる原因
エアコンで火事が起きる原因はいくつかあります。
1. 電源プラグやコードの発熱
エアコンで一番危険でやってはいけないのが電源コードをいじること。
- 電源コードを途中で切断し、別のコードとねじり接続していた
 
- 電源プラグを延長コードに接続して使用していた
これらのケースではエアコン始動時の電流により接続部かに負荷がかかり、コードが発熱して発火に至る可能性があります。
エアコンは消費電力が大きいため、延長コード等と接続すると、接続不良やトラッキング現象が生じて発煙·発火するおそれます。
 
最近のエアコンは省エネですが、稼働開始時には大きな電流が流れることには変わりないので注意が必要です。
参考:「エアコン1.電源コードの継ぎ足し接続で発火」
2. ファンモーターの接続部の発熱
次にエアコンで風を送る機能を持つファンモーターに電流を流す回路の接続部に負荷がかかることによって起きる発熱があります。
もちろん通常使用の範囲内であればそれにより火事が起きることはないですが、一部の製品では負荷がかかりやすく、発火の原因になることがあります。
またエアコンの老朽化により、接続部が弱ってきて発火、ということも考えられます。
しかしきちんとした安全装置がついている最新のエアコンであればそんなことはほぼ起こらないはずです。
3. 虫や掃除で使うスプレーなどがエアコン内部の電子部品に接触することで起きるトラッキング現象

トラッキング現象というのはホコリの蓄積による漏電現象のことです。
しかしホコリだけでなく、虫や掃除で使うスプレーなどもその原因になります。
エアコンにゴキブリが入り込むこともありますし、掃除用のスプレーの液体が間違って内部の電子部品にかかってしまう、などもあります。
特に掃除用のスプレーは成分に電解質(電気が流れる物質)が含まれているものが多いため、発火の原因になりやすいのです。
とはいえ虫や掃除用スプレーがかかった程度で火事になるのはよくあることではなくごく稀に起こることです。
4. コンセントに溜まったホコリから発火

次に考えられるのがコンセントに溜まったホコリです。
エアコンのコンセントは高いところにあり、外さないのが普通でしょう。
かつほぼ差しっぱなしです。
そのため、ホコリがたまりやすいです。
で、ホコリがたまる程度では発火しませんが、ホコリが溜まってかつ湿気でホコリが湿ってるときなどに微妙に電気が流れ、その結果ホコリが徐々に炭化していきます。
炭化したホコリはトラッキング現象の原因となるため、ここから発熱が起きて発火につながります。
5. エアコンの老朽化によって起きるショートや漏電
最後にエアコンの老朽化により、内部の部品が壊れたり、絶縁体が壊れることでショートや漏電が発生して発火に至るケースがあります。
あまり古いエアコンを何年も使ってるとそういう可能性も出てきます。
しかし最新のエアコンであれば漏電に対する安全対策がしてあり、劣化で火事につながることはほぼないはずです。
ここまで説明してきたように、頻度はかなり稀ではありますが、エアコンが原因で火事になる可能性はゼロではないのです。
エアコンつけっぱなしが火事の原因ではない

以上見てきたエアコンによる火事の原因を見てみると、必ずしもエアコンをつけっぱなしにすることが火事につながっているわけではないことがわかります。
火事はエアコンをつけっぱなしだろうが、普通に使ってるだけだろうが起きるときは起きます。
ただし、自宅不在時にエアコンをつけっぱなしにするといざ発火したときに気づけないため、そのまま火事になってしまう可能性が高い、ということになります。
自宅にいるときに発火したらすぐ気づいて消化器で火を消せぱ火事にはなりませんからね。
とはいえそもそも発火が起きることすらごくごく稀にしか起こらないのでほとんど心配する必要もないくらいです。
しかし、念には念を入れてなるべくなら不在時にエアコンをつけっぱなしにすることは避けた方がいいでしょう。
ただし、例えば1週間くらい帰省するときにエアコンをつけっぱなしにしていたことを忘れたいた、という場合に火事になることを心配する必要はそれほどありません。
今のエアコンはほとんどが室温を感知して自動で風量調整したりするので、1日中つけていても半分寝ているようなものですからね。
電気代も昔と比べたらかなり安くなっているのでそこまで心配しなくていいでしょう。
エアコンによる火災を起こさないための対策

最後にエアコンによって火事が起きないようすべき対策を書いておきます。
1. 発煙・発火の恐れのあるエアコン·または古いエアコンを使ってる場合は最新のエアコンに買い替える
まずは自分のエアコンが発煙·発火の恐れがある機種ではないか確認しましょう。
もし該当してたらできるだけ早めに買い替えましょう。
また、古いエアコンを使ってる場合も買い替えを検討しましょう。
最新のエアコンほど漏電やショートなどの安全対策が施されてます。
エアコンの寿命は約15年です。
最新のエアコンほど電気代が安いことを考えても古いものを使ってる人は早めに買い替えた方がお得で安全ですよ。
Amazon:エアコン
2. 1年に1回はホコリを取る
1年に1回はエアコンを掃除し、ホコリを取り除きましょう。
ホコリがたくさんあるとエアコンの効率が悪くなりますし、ダニや虫の発生原因にもなります。
稀ではありますが虫がエアコン内部の電子部品に接触することで発火の原因になることもあります。
最低でも1年には掃除しましょう。
3. コンセントのホコリはマメに取る
エアコンの火災の意外な原因となるのがコンセントのホコリです。
見落としがちなところですが、実は結構多い原因なのでシーズンの始まりと終わりくらいはチェックしてホコリを取り除く習慣をつけましょう。
4. 内部を掃除するときは慎重に
エアコン周りを養生し、内部を洗浄スプレーや高圧洗浄機などを使って自分で掃除する人もいると思います。
しかしこのときにエアコン内部の電子部品に洗浄液がかかってしまうと危険です。
安全を考えるとエアコン内部の清掃は業者に依頼してしまった方がいいでしょう。
それでも自力でやる、という人は内部の電気部品に洗浄液がかからないよう、十分に注意して掃除してください。
まとめ
以上、エアコンつけっぱなしで火事になる可能性について解説してきました。
火事になるのはエアコンをつけっぱなしにしたことが原因ではなく、別の原因があることがわかりました。
もちろん普通はエアコンで火事になることはなく、非常に稀な例ですが。
実際、エアコンで火事が起きるなんて非常に稀な例ですが、あり得ないことではないので最新の機種に切り替えるなり、ホコリをマメに取るなり、気をつけるようにしましょう。