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毛虫に刺されると刺された箇所が痒くなることは知ってる人が多いと思います。

これは毛虫の毛に毒があるからです。

毒がある毛虫の種類と毒の成分、またそれによって皮膚に表れる毛虫皮膚炎の症状を解説します。

毒がある毛虫の種類は?

チャドクガ

チャドクガ

特徴

日本に最も多く生息する毛虫がチャドクガです。

チャドクガはその名の通り茶。またはオレンジと黒の縞模様の体に無数の毛が生えています。

その毒針の数は毛虫の中でも随一で、個体差はあるものの50万~600万本あると言われています。

毒針毛はわずか0.1mmほどの長さしかありませんが、この毛は触れるだけで皮膚炎を引き起こし、刺された人は激しい痒みに襲われます。

集団で行動する性質があるので大量発生すると風でそこら中に毒針毛が舞い踊り、危険地帯となって公園が閉鎖されることもあります。

触ってもいないのに飛んできた毒針毛に触れただけで症状が出るのでかなり恐ろしい毛虫です。

大きさ

25mm程度
(成虫は10~15mm)

生息場所

チャやサザンカ、ツバキなどツバキ類の植物に多く生息します。

幼虫の発生時期

5~6月と8~9月

ドクガ

ドクガ

特徴

ドクガはチャドクガと似た毛虫です。

黒いからだにオレンジの縞模様が入っており、全身に無数の毛が生えています。

毒針はチャドクガと同じで数が多く、触れただけで人の皮膚に被害を及ぼします。

大きさ

40mm程度
(成虫は20mm程度)

生息場所

柿、梅、栗、りんご、ブナ、クヌギ、コナラ、ハマナス、イタドリ、桜などブナ類やツツジ類の植物に多く生息します。

幼虫の発生時期

4~6月と8~10月

イラガ

イラガ2

特徴

イラガは非常に気持ち悪い(見る人によっては美しい)見た目をしています。

特にこのトゲトゲ、見るからに刺されたら痛そうですよね。

実際、イラガに刺されるとスズメバチに刺されるのと同じくらい痛いと言われています。

見たことがある人はあまりいないかもしれませんが、見かけたら要注意です。

大きさ

20~25mm

生息場所

柿や梅、桜などバラ科の植物やケヤキ、カエデなどに多く生息します。

幼虫の発生時期

7~10月

マツカレハ

マツカレハ

特徴

マツカレハは白とオレンジの縞模様の身体で毛虫の中でもかなり大型で気持ち悪いです。

ドクガと比べると毒性は強くありませんが、刺されると激痛で、かゆみは1~2週間続きます。

大きさ

20~80mm程度

生息場所

名前の通りクロマツ・アカマツ・カラマツ・チョウセンカラマツ・ストローブマツ、ヒマラヤスギなどマツやスギの木に多く生息します。

幼虫の発生時期

3~4月、10~11月

すべての毛虫が毒を持ってるわけじゃない

すべての毛虫に毒針毛があるわけではありません。

以下の毛虫は毒がありません。

  • ヒトリガ(クマケムシ)
  • マイマイガ
  • アメリカシロヒトリ
  • クスサン
  • オビカレハ

参考:庭の刺す毛虫・刺さない毛虫

参考サイトで写真が見れますが、正直毒のある毛虫と毒のない毛虫を見分けるのは難しいかもしれません。

また毒のない毛虫でも触ると毛が刺さって痛かったりするので、基本的に毒の有無にかかわらず触らない方がいいでしょう。

この家の中によく発生する茶色い毛虫はヒトリガ(クマケムシ)で毒がないので触っても大丈夫です。

毛虫の毒の成分

次に毛虫が持つ独の成分を紹介します。

ドクガ類の毛虫の毒の成分

プロアテーゼ

かゆみなどのアレルギー反応を起こす成分でパイナップルにも含まれています。

ヒスタミン

花粉症を引き起こす成分と同じでこちらもアレルギー反応により炎症(主にかゆみ)を引き起こす成分です。

エステラーゼ

ヒスタミンの放出を促進する成分です。

キニノゲナーゼ(カリクレイン)

タンパク質分解酵素の一種で、血圧を下げる働きがある成分です。

スズメバチに刺されたときなどにまれに起きるアナフィラキシーショック(急性アレルギー反応)の血圧低下に関係していると言われています。

ホスホリパーゼA2

アレルギーの症状を引き起こしやすくする成分です。

イラガ類の毛虫の毒の成分

ヒスタミン

アレルギー反応により炎症(主にかゆみ)を引き起こす成分です。

さまざまな酵素を成分としたタンパク性物質

曖昧ですが、タンパク性の物質で非毒性の毒と言われています。

非毒性でも刺されると強い痛みがあります。

刺されるとどうなる?毛虫皮膚炎の症状は?

毛虫に刺された跡はこんな感じになります。

毛虫に刺された跡

毛虫に刺されると皮膚が赤く腫れ、激しい痒みが出ます。

またドクガ類の場合は刺された瞬間の痛みはなく、数時間後にかゆくなって刺されたことに気づく場合が多いです。

イラガ類に刺された場合は刺された瞬間に電気が走ったような鋭い痛みがあり、その後腫れてきてかゆみが出始めます。

そのかゆみはピリピリしてかなりかゆいのでステロイド系の薬を塗らないと耐えがたいです。

ここでかゆくて掻いてしまうと毒がその周辺に広がり、広範囲が赤くなってかゆくなってしまうことも多いです。

ひどい場合はミミズ腫れになります。

かゆみが続く期間は?

チャドクガに刺された場合、かゆみは2~3週間続きます。

イラガに刺された場合は数日で治ります。

刺されたときの対処法についてはこちらの記事を参考にしてください。

まとめ

毒がある毛虫の種類は主に

  • チャドクガ
  • ドクガ
  • イラガ
  • マツカレハ

毛虫の毒の成分は主にかゆみやアレルギー症状を引き起こすヒスタミンとさまざまな酵素を持つタンパク質性の毒。

刺されると毛虫皮膚炎になり、かゆみが数週間続くのでかなりつらく、ステロイド薬が必須となる。

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