ある日台所で料理してたらコバエが。
やばい!料理に入る!なんてことも・・・。
毎年、暖かい季節になるとどこからともなく湧いてくるコパエ。
特に生ごみから大量発生したりすると気持ち悪いです。
今回はそんな台所に湧くコバエはどこからくるのか、駆除方法や対策も合わせて紹介します。
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ああああ!
どうしたのやべくん?
コーヒーにコバエが入った!
うわー。
さいあく・・・。まだいっぱい入ってたのに。
捨てるの?
うん。まぁもったいないけど捨てるわ。
それよりコバエゆるさん!
確かににくいねー。
それにしても最近多いんだよね、コバエ。
どこかに発生源があるんじゃない?
かもしれない・・・。
そうだ老師、コバエの駆除方法教えて!
やっぱそうきたか。まぁいいよ。教えよう。
というわけで今回はコバエの駆除方法、発生させないための対策を紹介します!
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台所のコバエはどこから湧くの?
まず台所に湧くコバエはショウジョウバエやノミバエ、チョウバエという種類です。
それぞれの発生源について見てみましょう。
ショウジョウバエの発生源
出典:http://gaichukujosha.com
- 腐った果実
- 野菜やゴミ
- 生ごみの匂い
など食べ物または腐った食品の匂いにつられて寄ってきます。
ノミバエの発生源
出典:http://gaichukujosha.com
- 腐った植物や食べ物
- ゴミ
- 動物の糞
- 死骸
- 排泄物
- コーヒー
などに寄ってきます。
チョウバエの発生源
出典:http://gaichukujosha.com
水谷湿気のある場所が好きで排水溝や下水から発生します。
コバエが生ごみやゴミ箱から大量発生する理由
コバエって生ごみのゴミ袋から大量に湧き出て来るイメージがありますよね。
実はこれは大量のコバエが外からやってきたのではありません。
外からやってきたコバエがゴミに卵を産みつけ、その卵が孵った結果、室内で大量発生したのです。
コバエの卵は1日で孵り、幼虫~さなぎ期間を経て約10日で成虫になります。
そして1匹のコバエが1日30~80個もの卵を産みます!
だからコバエは成虫を1匹でも部屋に入れてしまうとあっという間に大量発生してしまうのです。
そしてコバエは体長が1~2mmと小さいため、わずかな隙間を通って部屋に侵入してきます。
ドアや窓を開けた時や、エアコンの排水ホース、排水口、換気扇などから入って来る可能性があります。
中でも主な侵入源は窓を開けたときです。
網戸をしていても、網戸の隙間(編み目ではなく、網戸と網戸の間の隙間を通り抜けて入ってきます。
完全に窓を閉め切ってればほとんど入ってこれません。
が、洗濯を干すときなどは開けざるを得ないでしょうし、外に出るときや家に入るときに1、2匹入ってしまうことも避けようがないでしょう。
あとは部屋を完全に閉め切ってても排水溝や換気扇から入って来る可能性もあるので油断はできません。
台所のコバエを駆除する方法
まずはすでに大量発生してしまったコバエをどうやって退治すればいいのかについて、解説します。
コバエの駆除に使える殺虫剤はたくさんの種類があります。
コバエコナーズ、コバエがホイホイ、コバエがコロリ、こないアースなどなど。
しかしこういった殺虫剤はあまりオススメできません。
なぜかというと
- ノミバエには効かないことが多い
- キッチンで殺虫剤を使うと体に悪い
この2つの理由があります。
まずコバエの種類で、室内に来るコバエで一番多いのはジョウバエです。
でもノミバエも同じくらい発生しやすいです。
そしてノミバエにはショウジョウバエには効く殺虫剤のほとんどが効かないのです。
ほとんどのコバエ専用殺虫剤はショウジョウバエを対象にしているので、ノミバエには効かないものばかりなのです。
ちなみに手軽にコバエ退治できることで有名なのが「めんつゆトラップ」ですが、これもショウジョウバエにしか効かないのでおすすめしません。
そもそもめんつゆトラップを設置すると匂いで屋外のコバエまで引き寄せかねないですしね。
また、台所にいるコバエを退治することを考えるとなるべく人体に影響のないもので退治したいですよね?
以上の点から殺虫剤は選択肢から外します。
じゃあ何を使って駆除すればいいのか、というと以下の2点です。
1. 電気殺虫機で数を減らす
まず1つ目は電気殺虫器。
電気でコバエを引き寄せて電気ショックで殺す、という非常に合理的な駆除アイテムです。
昔から粘着テープを使ったハエ取り器(棒)などはありました。
八エ取り器(棒)もコバエに対してかなり有効なんですが、これは見た目が気持ち悪いです。
電気殺虫器はハエ取り器の進化版のようなアイテムです。
コバエは光に引き寄せられる習性があるので、誘引効果は抜群。
また匂いで誘引するタイプだと外のコバエまで惹きつけてしまいますが、光なら室内のコバエしか惹きつけないので安心。
そして近づいてきたコバエは電気ショックで一撃。
コバエ対策グッズの中では少し高価な買い物になりますが効果は確実に一番いいのでおすすめです。
効果のほどは動画を見ればわかります。
ただし、昼間明るいうちに使うとあまり効果がなく、夜部屋を暗くしたときに使うと真価を発揮します。
2. アルコールスプレーで個別に退治する
次に昼閭でも使えて1匹ずつ個別に殺すのに一番いいのがアルコールスプレーです。
キッチンの除菌用のやつとかで大丈夫です。
飛んでるコバエにアルコールスプレーをかけるとポトっと落ちるのでそれをティッシュで潰して殺します。
アルコールなので人体に害はないですし、万が一食べ物にかかってもアルコールなので問题ありません。
コバエに対してアルコールスプレーは安全かつ効果抜群な殺虫剤代わりになります。
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コバエ対策!根絶するには発生源(=卵の産み付け場所)を潰す
コバエはいくら駆除しても発生源がなくならない限りまたすぐに大量発生してしまいます。
なぜなら、コバエは繁殖力がハンパないからです。
というわけで発生源を潰す方法を紹介します。
コバエの発生源となりうる場所は?
- 生ごみ
- ゴミ
- 三角コーナ
- 排水口
- キッチンの隙間
- 観葉植物
- 常温保存の野菜や果物
- 開封したお菓子や食材
- 調味料の容器
- 漬物容器
- 空き瓶、空き缶(特にアルコール)
- トイレ
- 浴槽の床の水垢汚れ
- 水槽
- 洗濯機の排水口
- 洗濯機下
- エアコン
- ベランダ床
- 窓のサッシ
この中でも一番ありうるのが生ごみ・ゴミ箱・排水口の3つです。
1. 生ごみのコバエ対策
コバエが一番湧来やすいのは生ごみのゴミ袋です。
そこでまず生ごみのコバエ対策の方法を紹介します。
1-1. キッチンペーパー + ポリ袋
生ごみがコバエの発生源となっている場合は、いくつかの対策方法があります。
生ごみをゴミ袋に入れるときは、まず生ごみをキッチンペーパーで包み、それをスーパーでもらうポリ袋に入れて口を縛ってから入れましょう。
ここまですれば臭いに釣られてやってくるコバエをかなり予防できるでしょう。
また、最近では生ごみが臭わない袋、という防臭性能に特化した袋も販売されてます。
上記の方法では匂いが漏れてしまう場合はこちらの袋を使うといいでしょう。
犬を飼ってる人なら犬のフン用にも使えます。
1-2. 生ごみを冷凍庫に入れる
2つ目の方法として、生ごみを冷凍庫に入れて凍らせてしまう方法があります。
「え?食べ物入れる場所に生ごみを一緒に入れるの?」
とここで抵抗のある人も多いと思います。
が、たとえば料理中に出たキャベツの芯とか、人参の先っぽなど。
生ごみが出たらすぐに袋に入れて口を縛って冷凍庫に入れてしまえば衛生面での問題はありません。
冷凍庫の中では雑菌が繁殖できないので冷凍庫内で生ごみが腐ることはないからです。
冷凍する方法なら絶対に生ごみにコバエが湧くことはなくなるので、コバエが湧きやすい夏場にやるだけでもいいでしょう。
ただし、冷凍庫に生ごみを入れるとゴミの日に出すことを忘れてしまいがちなので、ゴミの日は冷凍庫チェックを忘れないようにしましょう。
1-3. 蓋つきゴミ箱を使う
シンプルですが蓋つきのゴミ箱を使う方法も有効です。
蓋つきといってもただのプラスチックだと隙間から入られる可能性があります。
動きゴミ箱は密閉性の高いパッキン付きのものを使うといいです
オススメは密閉性能が高くて匂いがもれず、おむつ用にも使えると評判のこちらです。
アスベル エバン密閉プッシュペール20L BE(ベージュ)
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1-4. 生ごみはベランダなど、外に置く
3つ目の方法としては、生ごみを入れるゴミ箱を部屋の外に出してしまうことです。
特に最近の1「マンションとかアパートは部屋の中が非常に高温多湿になります。
すると生ごみがすぐに腐ってしまい、臭いを発してコバエを引きつけてしまいます。
しかし風通しの良い外なら湿度が多少低くなるので部屋の中と比べるとコバエが湧きにくくなります。
ただ環境によっては外に置いたゴミ箱の中でコバエが大量発生してしまい、窓を開けたり洗濯物を干す際に不便になることもあります。
その場合はゴミ箱にパポナという強烈な殺虫剤(室内では使えない超強力防虫剤)をつけるといいでしょう。
三角コーナーについて
コバエ対策をするなら三角コーナーは設置しないのが一番です。
生ごみはその都度捨てるべきなので。
ゴミの日に三角コーナーの中身を毎回捨てるにしても三角コーナー自体に匂いがつき、コバエを引き寄せることになってしまいます。
だから生ごみはすぐ捨てるゴミ袋に直接入れた方がいいのです。
生ごみ用のゴミ袋はビニール袋を二重にするといいでしょう。
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2. ゴミ箱のコバエ対策
次にゴミ箱のコバエ対策の方法を紹介します。
2-1. ゴミの日は絶対逃さない
当たり前ですがゴミの日に必ずゴミを捨てましょう。
普通燃えるゴミは週2回か3回は捨てれる日があるはずです。
毎回捨てて入ればゴミの中に産み付けられたコバエの卵は幼虫のまま捨てられるので成虫まで成長できません。
これを忘れないだけでもかなりコバエ予防に効果があります。
2-2. 匂いの強いものは洗ってから捨てる
カップ麺や弁当の箱、ジュースのパックやアイスのパックなど匂いが強いものは捨てる前に洗いましょう。
正直めんどくさいと思いますが、夏場にこういったものをそのままゴミ箱に捨てるとコバエを引き寄せる格好の餌になってしまいます。
夏だけでも洗う習慣をつけましょう。
2-3. 蓋つきのゴミ箱を使う
生ごみのところで説明したのと同じ理由です。
蓋つきのゴミ箱を使いましょう。
そうすれば多少匂いのするものを捨てても平気です。
匂いのするものを捨てるたびに洗う手間を考えたら蓋つきのゴミ箱を買う方がコスパがいいでしょう。
3. 排水口のコバエ対策
次にコバエが湧きやすいのが排水口です。
コバエが排水口で発生してるかどうかを確認する簡単な方法があります。
それは排水口に×印にセロテープを貼ること。
このまま半日くらい放置してからセロテープにコバエがついてないか確認します。
ついていた場合はそこがコバエの発生源になってる可能性が高いです。
おそらく排水口内の水垢やヘドロを餌にしているのでしょう。
排水口にいるコバエに対しては
- 排水管用洗浄剤を使って水垢やヘドロを徹底的に洗い流すこと
- 毎晩洗剤を薄めた水を排水口に流す
ようにしましょう。
これで排水口にいるコバエを根絶できます。
また、2の代わりに排水口に氷を入れてコバエを凍死させる方も有効です。
お湯をかけるのもありなんですが、お湯は排水管が塩ピだったときに傷つける原因になるので(料理で使う程度の量のお湯なら問題ない)注意が必要です。
そう考えると氷の方がオススメです。
4. その他の発生源について
コバエの主な発生源は生ごみ、ゴミ箱、排水口の3つですが、もちろんそれ以外の場所が発生源になることもあります
その場合、どうやって発生源を見つければいいのか、ですが、これはコバエのサナギを見つけるのが一番簡単な方法です。
コバエの卵は1mm以下で小さすぎて肉眼では見えにくいです。
サナギなら米粒、または金のごまくらいの大きさなので目でも見えます。
ごまをこぼした覚えのない場所にごまが落ちてたらそれはおそらくコバエのサナギです。
その周辺にごまがたくさんある場所がないか探してみましょう。
そして発生源となっている場所を見つけたらそこを徹底的に掃除し、アルコールで除菌しましょう。
コバエのサナギは掃除機などで吸い取るのが一番楽ですが、掃除機で吸い取った場合は必ず中身をすぐ捨てましょう。
でないと中で孵化して大変なことになります。
それがめんどくさければガムテープやコロコロなどで処理する、もしくは熱湯をかけて処理するといいでしょう。
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コバエの発生源を作らないための予防策
コバエの発生源を潰すことはコバエ対策としてかなり有効です。
しかしそれでもコバエは外からやってきてまた繁殖してしまう可能性があります。
そんなしつこいコバエを予防するために、実はかなり効果があるのが
「ゴミをこまめに捨てること」
です。
「え?そんな当たり前のこと?」
って感じですが、理屈を考えればわかりやすいです。
- 生ごみはなるべく匂いが漏れないように工夫し、必ずゴミの日に捨てる
- ゴミは必ずゴミの日が来るたびに捨てる
- 食後の皿洗いはすぐにやる
ごくふっつーのことですけどなぜこれらのことがコバエの発生予防に効果があるのでしょうか?
それはまず1つ目にゴミをこまめに捨てたり、匂いを漏らさないことでコバエがあまり寄ってこなくなる、というのもあります。
しかしそれよりも
- こまめにゴミを捨てる
- コバエの卵が成虫になる前に捨てれる
- コバエが繁殖できない
- コバエの大量発生を防げる
↓
↓
↓
というのが大きな理由です。
コバエは卵から孵って成虫になるまでに最低10日はかかるのでその前にゴミを捨てちゃえば成虫になれません。
コバエというのは繁殖して大量発生するから害虫なのであって、繁殖できなければただの雑魚キャラです。
そのコバエが繁殖する元となっている卵を産み付けるゴミや生ごみをこまめに捨てていれば、少なくともそこからコバエが大量発生することはできなくなる、というわけです。
それでも1、2匹発生するかもしれませんが、それくらいは見つけたら殺せばそれほど気にならないレベルになるでしょう。
ただし、コバエの発生源はゴミや生ごみだけではないことは忘れてはいけません。
ゴミをこまめに捨ててもなかなか減らない場合は他の発生源があるはずです。
その場合は上記に書いたその他の発生源についてのところを読んで対策してください。
コバエの特徴
最後に敵であるコバエの正体について詳しく解説しておきます。
ちなみにコバエというのは小さなハエ全般を指す呼び方であって、コバエという種類のハエがいるわけではありません。
部屋に侵入してくるコバエは大きく分けて3種類います。
ショウジョウバエ
大きさ | 2~3mm |
---|---|
特徴 | 黄褐色~赤褐色の体に赤い目を持つ。 |
卵から成虫になる過程 | 卵から1日で孵化 幼虫期間:4日 さなぎ期間:約4日 成虫期間:約3週間 産卵数:1回100個程度、生涯で500~1000個 |
好物 |
|
発生場所 | 生ごみ、ゴミ箱、食べもの、漬物など。 |
発生時期 | 5~10月 6月~7月と9月がピーク |
ノミバエ
大きさ | 1~2mm |
---|---|
特徴 | 体は白っぽく、目は黒い。
素早く歩行する。飛翔もする。 |
卵から成虫になる過程 | 卵から1日で孵化 幼虫期間: 2~3日 さなぎ期間:約10日 成虫期間:約10日 産卵数:1回30個程度、毎日何度も産卵する |
好物 |
|
発生場所 | 生ごみ、排水口、風呂場、トイレなど。 |
発生時期 | 3月~10月 ピークは6~7月 |
駆除方法 | ノミバエは他のコバエには効くピレスノイド系の殺虫剤に耐性があり、殺虫剤が効きにくいです。
他のコバエには効くコバエホイホイのような殺虫剤もノミバエには効きません。 特に卵・さなぎには殺虫剤がほぼ効きません。 幼虫にも効きにくいです。 そのため、ノミバエは殺虫剤による駆除が難しいです。 |
チョウバエ
大きさ | 1~2mm(ホシチョウバエ)、3~5mm(オオチョウバエ) |
---|---|
特徴 | 黒くて羽がハート形なのが特徴的。
夜行性で昼間はじっとしてることが多い。 |
卵から成虫になる過程 | 卵から2日で孵化 幼虫期間:約10日 さなぎ期間:約3~4日 成虫期間:約2週間日 産卵数:生涯で240個程度 |
好物 |
|
発生場所 | トイレや風呂場、排水口など。 |
発生時期 | 5月~10月 ピークは5~6月、8~9月 |
コバエはどれも繁殖力が強いので一度沸くとどんどん増えてしまって厄介ですね。
チョウバエはお風呂によく湧きます。
お風呂のチョウバエ対策をしたい方はこちらの記事を参考にしてください。
まとめ
以上、台所に湧くコバエがどこからくるのかに始まり、退治の方法や予防対策の方法まで紹介してきました。
コバエは1匹や2匹なら全然問題ないんですが、大量に湧くので気持ち悪くて厄介です。
でもここで紹介した方法を使えば確実にコバエを根絶することができるでしょう。
ぜひ試してみてください。
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