ファスナーが壊れちゃうことってよくありますよね?
その場合あなたはその衣類やバッグ、捨てますか?
捨てるなんてもったいないです!
ほとんどのファスナーの不具合は自力で簡単に直せます!
特に開いちゃって閉じないケースなら1分で直りますよ!
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やばい! ファスナー壊れちゃった!
ふふ。やべくんらしいね。
うぅ。 大事なジャンパーなのに!
え? 捨てるの?
え? だってファスナー壊れたら着れないじゃん?
直るかもよ?
本当?
まぁファスナーの壊れ方にもよるけど。
んじゃ、今日はファスナーが壊れた場合の直し方について解説します。
ファスナーの壊れ方にもいろいろあります。
- ファスナーが外れて閉めれない状態
- ファスナーの片方が外れてしまった場合
- チャックが噛んでいて動かない状態
- チャックが噛んでるわけでもないのに動かない場合
1は重症でもうダメかって思いますよね?
完全にファスナー外れちゃってるわけですから。
でも実はこれ、1分で直せるんです!
その直し方を解説します。
他のケースの対処法も後で解説します。
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ファスナーが壊れた(閉じても開いちゃう)ときに1分で直す方法
まずはファスナー(チャック)が外れて閉めれない状態になったときの直し方を解説します。
必要なもの
- ラジオペンチ
手順
- ラジオペンチでスライダー(つまんで引くやつ)がファスナーの布を挟んでる部分を軽く締める(すき間を狭くする)
これだけなので1分で終わります。
締めすぎるとスライダーが動かなくなっちゃうのでちょっとずつ左右を交互に締めながら調節してください。
動画で実際にやってる人がいたので紹介します。
すっごい簡単そうですね。
1分どころか30秒で終わりそうです^^
要するにファスナーが壊れて開きっぱなしになっちゃう状態っていうのはスライダーのすき間が何度もスライドしてるうちに広がっちゃった結果起こることなんですね。
だからペンチでちょっとすき間を閉めてやれば簡単に元通りになってしまった、というわけです。
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上の方法で直らない場合
ファスナーが外れちゃったケースのほとんどは上記のやり方でペンチでスライダー閉めれば直りますが、稀に直らないこともあります。
それはファスナーのスライダーではなくレール部分に問題があるときです。
あのギザギザしたチャックの金属の歯の部分のことですね。
これエレメント(金具)と呼びます。
このエレメントに欠けている箇所がないか確認してみてください。
エレメントは上下左右がしっかり噛み合って初めて機能します。
少し欠けちゃったり、曲がっちゃったりしている場合は修復不可能です。
その場合、ファスナーを交換するしかありません。
その服、あるいはバッグを買ったブランドのショップに直せるか聞いてみましょう。
もし海外製品などでお店で修理する、という手段がない場合は専門のサービス業者に依頼する手もあります。
こういう業者に頼んだ場合、修理、というか交換代は大体2000円程度、素材のいいやつだと4000~5000円かかることもあります。
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ファスナーの片方が外れたときの直し方
次にファスナーの片方が完全に外れてしまった場合の直し方を解説します。
ファスナーとスライダーの噛み合わせ部分を少し強引に開いて外れたファスナーをねじ込み、再び閉じる、というやり方です。
必要なもの
- マイナスドライバー
- ラジオペンチ
- ドライヤー
手順
- ドライヤーでスライダーの金属部分を少し温めます
- マイナスドライバーでスライダーの噛み合わせ部分の隙間を少し広げる
- ここに外れたファスナーを入れる
- 最後にラジオペンチでスライダーを閉じて元に戻す
ポイント
- 作業前にドライヤーで金属部分を温めることで広げやすくなる
- 最後にきつく閉じすぎるとスライダーが動かなくなるので少しずつ閉める
ファスナーが外れて閉めれない状態と比べると手順が少し複雑ですが、やること自体は
「開いて→入れて→閉じる」
と単純です。
止め金具を外してスライダーを入れ直す方法もありますが、こちらの方が簡単です。
ただこの方法は多少力がいりますし、無理して直そうとすると失敗して余計に壊れる可能性もあるので、もしそれがすごく高級なもので心配な人は素直に修理に出した方がいいかもしれません。
チャックが布を噛んで動かなくなったファスナー直し方
次にチャックが布を噛んで動かなくなってしまった場合。
こちらは軽症なので比較的自分でなんとかなることが多いですよね。
でもたまにいくら頑張っても直らないことがあります。
そういうときの対処法を解説します。
布を水平に引っ張る
布の生地をファスナーに水平な方向に向かって引っ張ります。
水平(横)に引っ張る力を加えると布がスムーズに取れやすくなります。
左右に引っ張りながらファスナーを逆方向に動かしてみましょう。
力加減としては、軽い力でピンと張る程度で充分です。
ただこれを一人でやるのは難しいので誰かに手伝ってもらった方がいいです。
たいていの場合はこれだけで直せます。
定規やマイナスドライバーの先端を当てる
引っ張るだけでは動かない場合もあると思います。
そういう場合は小道具として定規やマイナスドライバーを使います。
これをファスナーの後ろの部分に差し込み、スライダーを持ち上げるようにするとスライダーと布との間にすき間ができるため、噛んでいた布が外れやすくなります。
布を噛んでるわけでもないのに動かないファスナーの直し方
布を噛んでるわけでもないのに動かない場合もあります。
この場合の原因としては金属部分のサビでスライダーが滑りにくくなっていること、エレメント内に埃や糸が挟まってることなどが考えられます。
まず目視で確認できる範囲で糸くずや埃がないかチェックしてあれば取り除きましょう。
その後潤滑油を塗ることで直る可能性があります。
潤滑油はホームセンターに売ってますが、いろんなもので代用できます。
以下のものをファスナーのスライダーやレール部分に上下に動かしながら塗りつけてください。
綿棒などを使うと塗りやすいです。
- 石鹸(固いやつ)
- ワセリン
- リップクリーム
- 鉛筆
身近にあるものが潤滑油代わりに使用できます。
こんな感じで。
この方法はすでに動かなくなったファスナーを直すのだけでなく、動画のように硬くなって動きにくくなったファスナーにも使えるのでぜひ試してみるといいです。
ただし、レールが欠けているなどの物理的損傷がある場合はこの方法でも直りません。
その場合は修理に出してファスナーを交換してもらうしかないでしょう。
ファスナーを壊れにくくする使い方
せっかく直してもまたすぐ壊れてしまったら意味ないですよね。
何度もファスナーを壊してしまう人は使い方が悪いのかもしれません。
ファスナーを閉めるときは以下の点に注意して使うといいです。
チャックはまっすぐ引く
チャックを引くときに斜めに引いていませんか?
斜めに引いたりねじりながら引いたりすると劣化しやすくなります。
チャックは水平に引く
チャックを引くときはできる限り水平に近い角度で引くのがポイントです。
理想はチャックの表側と裏側をつまんで完全に0℃の角度でレールに平行に引くことです。
こんな感じが理想です。
まとめ
- ファスナーの壊れ方には主に3種類ある
- 外れちゃって閉じないファスナーはラジオペンチで締めれば分で直る
- 布を噛んじゃったファスナーは水平に引っ張りながら逆方向に引くか、定規やマイナスドライバーでスライダーの後ろを持ち上げると直る
- 布を噛んでるわけでもないのに動かないファスナーは潤滑剤としてワセリンやリップクリームを塗ると直る
- 上記すべてで直らない場合はレールがダメになってる場合が多く、ファスナーを交換しないと直らない
ファスナーは壊れてもたいていの場合は直せます!
お気に入りの大切なバッグや洋服のファスナーが壊れた時はぜひ試してみてくださいね!
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